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「なんというか、仕事と趣味と自分の中に別人格がいるみたいな感覚ですね。もちろん、本当に性格が変わるわけじゃないですよ。特にスノーボードやサーフィンといったヨコノリ系のスポーツは爽快感が凄いんです。アドレナリンが出るというか、そういう非日常を味わいたいんです」

目標を決めてトライすることも多い。

「今日はこの技を決めよう」と練習を続けて達成できたときの爽快感はクセになるという。ウェイクサーフィンもプロ資格を取得するため6~11月まで大会にエントリーし、好成績を収め、合格した。

「今はゴルフのスコアを70台にするのが目標ですね。ベストスコアが82なので。目標を決めたら、達成するためにとにかく集中しちゃうんですよね」

その集中力は「アクティブな趣味」と同様に、資格取得にも発揮される。

特殊小型船舶免許、1級小型船舶免許、温泉ソムリエ、サウナ・スパ健康アドバイザー、ヨガインストラクターなどなど。

趣味の延長線上で必要な資格を取るために勉強をして取得するというのは、さすがといったところだろう。

「資格マニアなんだと思います(笑)」そう話す森はすべて本気で挑んでいる。

波にのっているときの爽快感は、まさに非日常そのものだという(写真:森詩絵里さん提供)

波にのっているときの爽快感は、まさに非日常そのものだという(写真:森詩絵里さん提供)


日常にはお金をかけず、淡々と過ごす日々

では、これだけ充実している趣味以外の私生活はどんなものなのだろうか。

「早寝早起きは心掛けてます。YouTubeとかもあんまり見ないですし、ネットは必要最小限にとどめてます」

今は都内の30㎡の1Kに住んでおり、そこからの解放感を自然とスポーツから味わいたい、そんな思いが強くある。

広い家に住みたいわけでもなく、高級な家具を置きたいわけでもない。普段の生活には、本当にお金をかけずにいる。

だからこそ、趣味に全力でいられるという。また、仕事をはかどらせるために、意図的に趣味のスケジュールを立てるという。

「週末に旅行の予定があるとすると、ダラダラしたいときでも、ここまでに終わらせとかないと、間に合わないからって、自分を追い込んで頑張れるんです。そのほうが仕事も旅行も集中できるので」

自分をあえて追い込む方法は学生の頃から変わらない。


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