ランボルギーニの未来型スーパーカー
「ランザドール コンセプト」
ランボルギーニ「ランザドール コンセプト」。2+2の4人乗りの2ドアクーペだ。今夏、アメリカのモントレー・カー・ウィークにて初披露された。
ランボルギーニというスーパーカーブランドが放つ、初の電気自動車というだけでワクワクするのに、その姿はなんと“ちょい上げ&細マッチョ”! それが「ランザドール」だ。
まだコンセプトモデルではあるものの、2028年にはデリバリーが始まるらしい。
デザイナーは「宇宙船」からインスピレーションを得たという。またランボルギーニ製純ガソリン車の最後となる「ウラカンステラート」からもインスパイアされたという。
数値は公表されていないが、明らかに地表からボディが上げられている。それでいて車高はスズキ「ワゴンR」より低い約1.5mに抑えるというから、いかにボディが“薄い”かうかがえる。
ランボルギーニはこの車をスーパーカーではなく、新しいカテゴリー「ウルトラGT」だとしている。スーパーを超えるウルトラの一番星なのだ。
エンジンのない電気自動車というメリットを活かし、ボンネット下はトランクになり、後席後ろは、スーパーカーとしては望外のフラットなラゲッジスペースに。
まさにコックピット! 助手席前にもディスプレイが備わる。それにしてもインパネ中央の、まるで宇宙戦艦が大砲を発射する際に使用する“銃”のようなパーツは、何に使うのだろう……。
電気自動車の恩恵はそれだけじゃない。
後輪の左右を別々のモーターでコントロールするなど、エンジン車には到底真似できない緻密な制御によって車を自在に操ることができる。
だから信じられないようなハイスピードでもドライバーは冷や汗ひとつかくことがない。しかも各ドライバーの好みの攻め方まで車が自動でセッティングし、運転をフォローしてくれるらしい。
後席を折り畳んだ状態。ちなみにインテリアの素材は再生可能なメリノウールや再生カーボン、海から回収されたプラスチックを用いた合成糸などが使われる。
しかも最高出力は1 MW(メガワット)を超える!? えぇっと、日産「アリア」が160kW(キロワット)で218psでしょ、それで1MWは1000kWだから……約1360ps!?
デザインだけでなく、ウルトラパワーの走りも宇宙に飛び出すレベルかも。
ジウジアーロの息子がデザインした
「アトラックス」
ラリーなどハードなオフロード走行に適した「アトラックス」。
フォルクスワーゲン「ゴルフ」やフィアット「パンダ」など、昭和の男たちを熱狂させたレジェンド的カーデザイナーであるジョルジェット・ジウジアーロ。
彼を父親に持つ、ファブリツィオ・ジウジアーロが父とともに立ち上げたデザイン会社がGFGスタイルだ。
天才の息子が、父親を超えるべくデザインしたのは、コンパクトカーでもスーパーカーでもなく、“ちょい上げ&細マッチョ”な「アトラックス」と「アトラックスストラダーレ」。
ドアは跳ね上げ式。写真のアトラックスのほうはボディ背後にスペアタイヤが備わる。
細マッチョ、というよりは最新鋭の戦車みたいに厳ついが、ちょい上げされているのに全高は1.5mしかない。薄いボディながら筋肉隆々、まさに体脂肪率は0%です!な鍛え上げられたソルジャーではないか。
イタリアの新興自動車メーカーであるラフィット・アウトモービリと手を組んで開発したこのアトラックス&アトラックスストラダーレ、2+1という3人乗りの電気自動車で、アトラックスがハードなオフロード走行を主眼に、ストラダーレが付くほうはその公道バージョンとして開発された。
こちらは公道バージョンである「アトラックスストラダーレ」。ボディ後部はスペアタイヤの代わりにウイングが備えられ、トランクもある。
1151psもの最高出力を直径約1mもあるというタイヤに伝え、0-100km/h加速3.8秒で駆け抜ける。
メーターやスイッチはなく、すべてステアリング中央にあるマルチファンクションディスプレーに集約されている。
アトラックス&アトラックスストラダーレはそれぞれ少量限定で販売されるようだ。値段も不明だが、リビングレジェンドの息子のこれからが要注目なのは確かだ。