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優れた機能&デザイン性を兼備しつつリーズナブルな新モデル



ノルケインは現在、18年の創業から5年目にして世界25カ国、200店舗以上を展開するまでに成長。ほかの老舗にはない魅力とはいったい何なのか。

「例えば先月発売したばかりのスポーツウォッチ、ワイルド ワンは、ノルテックというオリジナルのカーボン複合素材を駆使しているので仕上がりが軽量かつ頑強、加えて素材自体のフレキシビリティが高いので割れません。

耐衝撃性は5000G。テニスやゴルフのインパクト時の衝撃が平均で800Gくらいと言われているので、こちらの時計の耐衝撃性がいかに高いかがわかります。

さらに通常、カーボンだとブラックしか作れないのですが、弊社では色づけすることを実現しました。もちろん環境負荷を減らして製造しつつ、残った材料は100%リサイクル&アップサイクルしています。

おかげさまでスイスを筆頭にニューヨーク、ドバイそれから日本でも、たくさんのオーダーをいただいています」。

とりわけ、日本の時計シーンへの思い入れは強いという。

「日本の方々は、スイスの機械式時計に対する理解と共感をするレベルが高く、かつ深いと思います。品質に対する見る目やこだわり、さらに時間の正確さにおいても、スイス人と日本人はすごく近いと感じます。

今後はより、日本でのノルケインの時計に対する理解を伝えていくつもりです。日本での展開は、時計作りに携わる人間としてはもちろん、ノルケインとしてもすごくプライオリティの高いことです」。

ノルケインで働く社員の平均年齢は35歳。オーシャンズ世代のパワーが会社の推進力となっている。

「すごく若いチームが一丸となって、次の世代に向けて時計に関する技術的なことに加え、カルチャーや空気感なども徹底的に発信し、常に進化していきたいと思っています。

そのためには自分たちを信じ、絶対に諦めないこと。そして勉強をし続けることです。

もしうまくいかないことがあっても、とことん原因を追求する。何事も完璧というのはあり得ないので、常にスタディを続けていくこと。その繰り返しです。

多くのブランドが過去やヘリテージを語る中で、ノルケインは未来について語り、勉強を続けている。この事実こそが、ノルケインのストロングポイントであるということを信じて疑いません」。


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