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自分に合うのは、株と先物取引だった



多額の損失を出したにも関わらず、野口さんの顔はほがらかだ。

「この失敗をしたことで、暗号通貨や先物取引についてすごく勉強するようになりました。そのおかげで、今やっている株や先物取引は成功しています。それと仮想通貨は、体質に合わないんだって気づきました。

株や先物取引は、証券取引所が開いている15時までしか変動しません。それに対して仮想通貨は夜もお金が動くので、気になっておちおち寝ていられない。メンタルがやられちゃうんですね」。

もうひとつ学んだのは、仮想通貨には、FXのようなレバレッジ(少ない資金でも証拠金を差し入れることで資金力以上の投資を行えること)をかけてはいけないということだ。

「仮想通貨は値段のブレ幅が大きいので、暴落するとすぐに元金がなくなってしまいます。今レバレッジをかけているのは、値動きが比較的に少ない金(ゴールド)の取引ぐらいですね」。

これらの失敗を経て、野口さんは、値動きが大きく早いものは自分には向いていないということを学んだ。

「もちろん向いている人もいると思うのですが、僕には合っていなかった。これから投資や副業を考えている方も、いろいろと調べたりチャレンジしたりして何が自分に合っているのかを見極めるといいと思います」。


そんな野口さんが自分に向いていると思ったのが、不動産投資。現在の副業のメインとなっている。もちろん、そう気づくまでには数々の失敗があったそう。

次回は、その辺りを詳しく聞かせてもらおう。

林田順子=取材・文 新澤 遥=写真

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