「弊社の看板娘」とは…… 贔屓のスポーツ選手を応援したいが、試合会場に足を運んで声援を送るのはなかなか難しい。そんなファンのために、独自のギフティングサービスを展開しているのがエンゲート社だ。
向かったのは品川区の大井町。本社は銀座にあるが、こちらは会議やミーティング用にビル1棟を借り切っている。
エンジニアやチームサポート担当などの外部スタッフが全国から集まるため、東京駅からも羽田空港からもアクセスしやすい街を選んだという。
中央の細長いビルです。
【写真20点】今月の看板娘を写真でチェック 中に入り、オフィスを覗くとーー。
看板娘、発見。
さっそく、ご登場いただきましょう。
「よろしくお願いします」。
チーム企画グループマネージャーの小澤祥子さん。取材ということで、久しぶりにまつ毛を上げてきてくれたそうだ。
テニス好きの両親の間で生まれ育つ。
小学校4年生から地元の少年野球チームに入り、男子の中で汗を流した。
「ファースト、ピッチャー、キャッチャー、センター……ポジションはいろいろやりました。打順も3番や5番のクリーンナップが多かったですね。髪もかなり短かったので、近所の人からは男の子だと思われていました」。
小学校のグラウンドでマウンドに立つ祥子さん。
さらに、家が横浜スタジアムのすぐそばにあったので、当然ベイスターズファン。西武ライオンズをくだして日本一になった1998年は毎日のように球場に通ったという。
2018年に“横浜ブルー”に統一される前の座席はオレンジ色だった。
推し選手は2年連続で首位打者を獲得して「ハマの安打製造機」と呼ばれた鈴木尚典。彼のプロ野球カードを必死で買い集める子供だった。
「プロ野球チップスで当たるカードはほとんど持っています。持っていないカードは地元のカード専門店に行って探したり。あと、尚典さんのサインに似た自分のサインを作って毎日書く練習をしていました」。
「尚典さん」という呼び方に深い愛を感じる。
同じ絵柄のカードでもサイン入りのほうはレアとのこと。
カード以外にもユニフォーム、帽子、サイン入りボールなど、コレクションはかなりの数になる。
中でも大切にしているのは鈴木選手が座右の銘にしていた「球道一心」という言葉。
物事に対するストイックな姿勢をこの言葉から学んだ。
高校2年生のときにはカナダのエドモントンに留学。ロッキー山脈の東に位置し、冬はマイナス30度ぐらいまで下がるそうだ。
「ヒートテックの重ね着にダウンジャケットという防備が欠かせません。週末にホストファミリーとカナディアン・ロッキーまでプチ旅行に行ったのが思い出です。
とくに標高2190mのサンシャインビレッジスキー場は日本では見られないスケールの大きさで、10回以上は訪れました」。
標高2190mで撮った記念写真。
留学時代に教わったフィリピン人の英語教師、Tuazon先生も印象に残っている。
「厳しさの中にも深い愛情を持っている先生でした。小説に出てくる英単語の意味を前後の文脈から想像して当てるトレーニングをひたすらさせられたことを覚えています。でも、そのおかげでTOEICの点数が940点まで伸びました」。
最後の英語の授業後に先生と。
2/2