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② 鮮やか発色のニューエラキャップ

キャップは梶さんの私物。

キャップは梶さんの私物。


推薦人:梶 雄太さん

梶さんは、筋金入りのニューエラキャップ・ラバーだ。たまにブランクはあるものの、高校時代から定期的に被り続けている。

ゆえに、キャップはもはや顔の一部というくらい彼のスタイルに定着している。


 
キャップのチーム選びには、梶さんの知られざるこだわりが詰まっていた。

「一番被る頻度が高いのがドジャース。たまにジャイアンツ。LAとサンフランシスコ、基本は西海岸のチームに限ります。東側のチームは、ほぼ被ったことがないですね」。

ブルーやオレンジの鮮やかな発色が好みというのもあるが、西海岸の風土やカルチャーが肌に合うというのが大きな理由とのこと。

「10〜20代にはよく西海岸に行っていたし、好きな地域のひとつ。だから2チームのキャップを被るようになったのかもしれません」。

③ シンプルで上品、エルメスの黒キャップ

キャップは鹿野さんの私物。

キャップは鹿野さんの私物。


推薦人:鹿野巧真さん

いかなるときも全身ブラックのスタイルで貫く鹿野さん。そんな彼は、被り物ももちろん黒が基本だ。

しかもコンパクトで無駄を削ぎ落としたシンプルテイストが好み。自らのこだわりを満たすべく行き着いたのが、エルメスの「マイルス」だという。
 


「いろいろ被って、最もしっくりきたものがこのマイルスです。被りが浅めでブリムが少しだけ長い。ボディと同色のさり気ないロゴデザインも好みです」。

光沢のある軽快なポリエステルと、究極のミニマルを体現したデザインは、オールブラックでありながら存在感は絶大だ。
 


自分のキャラクターを熟知した上で、細部まで好きなテイストをこだわり抜く。被り物選びのポイントは、まさにそれに限るのかもしれない。スタイリストたちのセレクトを参考に、自分に似合う一点モノ帽子を見つけよう。

河野優太=写真 長谷川茂雄=取材・文

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