▶︎すべての写真を見る 伝説の走る民族「タラウマラ族」が、廃タイヤを再利用したワラーチと呼ばれる草履を履いていたことにインスパイアされて生まれた“走るサンダル”。
その筆頭格である「ルナサンダル」は、ファッション業界随一の走れるランナーとして知られる
ビームスの牧野英明さんをはじめ、日頃から愛用するランナーは多い。
その用途は本来、裸足に近い感覚で足本来の機能を呼び覚ますというもの。したがって、機能とデザインはともに、限りなくシンプルだ。
そんなルナサンダルがこの夏、街での人気もジワジワと上昇。ミニマルなサンダルを、洒落者はいかに履きこなしているのか。5名のコーディネイトを紹介しよう。
SNAP No.1
白木元太さん/40歳
サンダル=ルナサンダル シャツ、カットソー、ショーツ=すべてミダ 腕時計=アップルウォッチ
趣味はキャンプのほか、「サンダルで山を走っています」とトレイルランニングもこなすアクティブ派な白木さん。
ルナサンダルのロゴのカラーを拾ってか、イエローのセットアップで鮮やかにまとめたコーディネイトだ。
SNAP No.2
嶋田哲也さん/41歳
サンダル=ルナサンダル ベスト=ポストオーバーオールズ シャツ、パンツ、ハット=すべてザ・ノース・フェイス Tシャツ=アイスブレーカー サングラス=10 アイヴァン 腕時計=スント
トレイルランニングや自転車を愛する嶋田さんは、ザ・ノース・フェイスやアイスブレーカーといった機能服を、大人っぽくカジュアルに着こなしている。
ルナサンダルはソールの厚さやアウトソールの意匠によって数種類のタイプに分かれており、嶋田さんが履いているのは最も汎用性が高い「モノ」と呼ばれるモデルだ。
SNAP No.3
中村佳永さん/36歳
サンダル=ルナサンダル Tシャツ=バトナー パンツ=エイチオリジナル ハット=キジマタカユキ メガネ=フォーナインズ
ネイビーのTシャツを白のパンツにタックインした上品なスタイルにも、ルナサンダルは相性抜群。
中村さんが履く「ベナード プレミアム カブラ ウィングドエディション」は、フットベッドにレザーを採用。濡れや泥にも強い素材のため、アウトドアシーンでも安心して使える。
SNAP No.4
松下淳一さん/39歳
サンダル=ルナサンダル シャツ=古着 カットソー、ハット=ともにナイジェルケーボン パンツ、腕時計=ともにポロ ラルフ ローレン メガネ=トゥエルブホームメイド バングル、リング=ともにトゥアレグ
黒とグレーのレイヤードが巧みな松下さんのコーディネイト。ルナサンダルのミニマルなルックスはこの通り、ユルい雰囲気にもハマる。
SNAP No.5
伊藤大輔さん/37歳
サンダル=ルナサンダル Tシャツ=ポーラー ショーツ=フリークスストア ハット=マンハッタンポーテージ バッグ=クローム 腕時計=Gショック
ポーラー、クローム、Gショックと、アウトドアスポーツブランドのアイテムを中心にまとめた伊藤さん。
無論、ルナサンダルも好相性。街からフィールドへ、すぐにでも飛び出せそうなスタイルだ。
上品なラグジュアリーサンダルや、フカフカのコンフォートサンダルといったトレンドとは一線を画すルナサンダル。だが、機能・デザインともにシンプルなこの一足が、街を席巻するのも、そう遠くはなさそうだ。