「大人だし、古着出汁」とは…… オーシャンズ世代にとっては昔から馴染みのある古着。とはいえ歳を重ねた今、愛着は変わらずとも“用法・容量”は見直す必要がある。
古着を上手に取り入れるのが19SO(ナインティーンエスオー)デザイナーの鈴木真悟さんだ。今回は、行きつけの古着店へ向かう彼に密着。
鈴木さんの古着選びのポイントは、大人にとっていい処方箋となるに違いない。
【写真13点】「デザイナー・鈴木真悟が行きつけ店で見つけた出汁古着3選」の詳細写真をチェック 鈴木真悟(すずきしんご)⚫︎「サタデーズ ニューヨークシティ」でプレス、そしてブランドマネージャーとして活躍したのち、2020年に独立。自身のブランド「19SO(ナインティーンエスオー)」を設立する。展開するコレクションは、普段の生活に落とし込みやすいと評判。
今回鈴木さんとともに訪れたのは、祐天寺駅からほど近い「アームズ クロージング ストア」。店内はふたつの部屋に分かれていて、各々テイストの違う古着を揃えている。
「アームズ クロージング ストア」 “普段着”として気軽に着られるものから希少なヴィンテージまで、アメリカ全土から集められた良質な古着をラインナップ。’90年代のポロ ラルフ ローレンや稀少なミリタリーアイテム、シャツ類が豊富で、今ならキューバシャツがおすすめ。
住所:東京都目黒区祐天寺2-12-1 PLAZA U 202電話:03-3793-5334営業:17:00~25:00(土日祝15:00~23:00)https://armsclothingstore.com/index.html 鈴木さんが考える、好きな古着店の条件
絶対条件は、古着を楽しく選べること
鈴木 昔からお店の名前はよく耳にしていたのですが、ちゃんと足を運ぶようになったのは、僕の後輩がここでポップアップをしたときからです。オーナーの斎須さんにはいつもよくしていただいています。今日もよろしくお願いします!
オーナーの斎須康孝さん。
斎須 こんにちは! 鈴木さんはちょくちょくお店に遊びにきてくれますよね。
鈴木 僕はそんなにマニアックじゃないので、稀少なアイテムよりもあくまでもファッションとして着たいものを選びにきています。知識的な部分は斎須さんやスタッフさんに教えていただくことの方が多いですね。古着選びで大切なのはフィーリングか、サイズ感ですかね。
自分サイズの古着が見つかることも大事!
鈴木 古着でボトムスを買うことは滅多にありません。大概はトップスに絞っています。僕は身長が181cm、体重が74kgなので、TシャツはXL、シャツもXL~XXLとやや大きめを選ぶことが多いですね。
斎須 うちは大きいサイズを豊富にラインナップしているので、昔から結構背の高い方や恰幅のいい方が訪れるんですよ。
鈴木 最近トレーニングをし過ぎてどんどん体がデカくなってきてます(笑)。いくらデザインが気に入っても、サイズ感が合わなければ買わないようにしています。
2/3