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2023.09.02

ファッション

ラルフのアロハに白パンツ……デザイナー鈴木真悟が古着の名店で見つけた3つの掘り出し物



「大人だし、古着出汁」とは……

オーシャンズ世代にとっては昔から馴染みのある古着。とはいえ歳を重ねた今、愛着は変わらずとも“用法・容量”は見直す必要がある。

古着を上手に取り入れるのが19SO(ナインティーンエスオー)デザイナーの鈴木真悟さんだ。今回は、行きつけの古着店へ向かう彼に密着。
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鈴木さんの古着選びのポイントは、大人にとっていい処方箋となるに違いない。

【写真13点】「デザイナー・鈴木真悟が行きつけ店で見つけた出汁古着3選」の詳細写真をチェック

鈴木真悟(すずきしんご)⚫︎「サタデーズ ニューヨークシティ」でプレス、そしてブランドマネージャーとして活躍したのち、2020年に独立。自身のブランド「19SO(ナインティーンエスオー)」を設立する。展開するコレクションは、普段の生活に落とし込みやすいと評判。

鈴木真悟(すずきしんご)⚫︎「サタデーズ ニューヨークシティ」でプレス、そしてブランドマネージャーとして活躍したのち、2020年に独立。自身のブランド「19SO(ナインティーンエスオー)」を設立する。展開するコレクションは、普段の生活に落とし込みやすいと評判。


今回鈴木さんとともに訪れたのは、祐天寺駅からほど近い「アームズ クロージング ストア」。店内はふたつの部屋に分かれていて、各々テイストの違う古着を揃えている。

「アームズ クロージング ストア」
“普段着”として気軽に着られるものから希少なヴィンテージまで、アメリカ全土から集められた良質な古着をラインナップ。’90年代のポロ ラルフ ローレンや稀少なミリタリーアイテム、シャツ類が豊富で、今ならキューバシャツがおすすめ。

“普段着”として気軽に着られるものから希少なヴィンテージまで、アメリカ全土から集められた良質な古着をラインナップ。’90年代のポロ ラルフ ローレンや稀少なミリタリーアイテム、シャツ類が豊富で、今ならキューバシャツがおすすめ。

住所:東京都目黒区祐天寺2-12-1 PLAZA U 202
電話:03-3793-5334
営業:17:00~25:00(土日祝15:00~23:00)
https://armsclothingstore.com/index.html

鈴木さんが考える、好きな古着店の条件

絶対条件は、古着を楽しく選べること

鈴木 昔からお店の名前はよく耳にしていたのですが、ちゃんと足を運ぶようになったのは、僕の後輩がここでポップアップをしたときからです。オーナーの斎須さんにはいつもよくしていただいています。今日もよろしくお願いします!

オーナーの斎須康孝さん。

オーナーの斎須康孝さん。


斎須
 こんにちは! 鈴木さんはちょくちょくお店に遊びにきてくれますよね。

鈴木 僕はそんなにマニアックじゃないので、稀少なアイテムよりもあくまでもファッションとして着たいものを選びにきています。知識的な部分は斎須さんやスタッフさんに教えていただくことの方が多いですね。古着選びで大切なのはフィーリングか、サイズ感ですかね。

自分サイズの古着が見つかることも大事!



鈴木
 古着でボトムスを買うことは滅多にありません。大概はトップスに絞っています。僕は身長が181cm、体重が74kgなので、TシャツはXL、シャツもXL~XXLとやや大きめを選ぶことが多いですね。

斎須 うちは大きいサイズを豊富にラインナップしているので、昔から結構背の高い方や恰幅のいい方が訪れるんですよ。

鈴木 最近トレーニングをし過ぎてどんどん体がデカくなってきてます(笑)。いくらデザインが気に入っても、サイズ感が合わなければ買わないようにしています。
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気になるアイテムを店内でディグりまくり!

① 稀少なポロ ラルフ ローレンのアロハシャツ



鈴木 まだしばらく暑さは続きそうなので、半袖のシャツ、例えばアロハなんかは気になります。このシャツもグッときますね!

斎須 ポロ ラルフ ローレンのアロハシャツですね。ここ数年、人気のオープンカラーのボックスシルエットで、ショーツとの相性も抜群です。

鈴木 ジャストめのショーツが合いそうですね。サイズ表記はMだけど、シャツとしてはわりと大きめです。
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斎須 ポロ ラルフ ローレンのアロハシャツはさまざまな柄がありますが、これはなかなかお目にかかれないと思います。珍しいタイプですね。

鈴木 アロハシャツって、少しクセは強いんですが、色味を抑えたアイテムであれば袖を通しやすい気がしますね。上までボタンを留めると少しカッチリした印象になるので、意外と合わせやすかったりもするし。これは生地はがリネン混かな。しっかりしているし、めちゃめちゃコンディションもいいですね!

② ボトムス買わない派も唸る、クリーンな白パンツ



鈴木 あまり古着のパンツは買わないのですが、このポロ ラルフ ローレンの白パンツは気になるな……めちゃめちゃ格好いい。状態もいいし、色褪せてもいませんよね。2万2000円とプライスもちょうどいいし、古着ならではの風合いも十分。あとはサイズさえハマればもう買いですね。



斎須 ’90年代のパンツですね。この年代のパンツはそこまで多くなく、太さやシルエットもモデルによって違います。自分に合う一着を探すとなると、結構難しいと思います。しかも汚れやすい白となると、ハードルが一段階上がりますね。

鈴木 白Tもそうですよね。普段から古着のTシャツを選ぶときは黒が多くて、ほぼ白は買いません。ただこれは「ボトムスは買わない」「白は買わない」のマイルールを破ってでも手に入れたい一本。程よいクタ感で、こなれた雰囲気が出せそう。



斎須 モノがしっかりしているから、30年経った今もこれほどのコンディションで残っているのだと思います。

鈴木 僕の場合は基本的に、ユル過ぎ、またはタイト過ぎるサイズ感がNG。はいたときに程よいゆとりがほしいですね。

斎須 ちなみにこの白パンツはウエスト35のレングス32です。

鈴木 おっと、ゴールデンサイズですね。誰でもはきやすそう。見た感じ、レングスもローテクスニーカーと相性がよさそうかな。フルレングスなんですけど、9.5分丈ぐらいではきたいです。
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