[History]革新性を象徴する工房は今も変わらない
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1865年にジョルジュ・ファーブル=ジャコがル・ロックルで創業した。目指したのは、旧来のスイス時計産業とは異なる垂直統合型の工場制機械工業であり、自然換気と採光を重視した工房を設立。
歴史的建造物として今も使われている。
[Episode]大空を目指し挑戦したパイオニアの歴史的飛行を支えた
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ライト兄弟の初飛行から始まった航空の黎明期、ゼニスはフランス人の飛行家ルイ・ブレリオに時計を贈った。
これを腕に着け1909年に世界初の英仏海峡の横断飛行に成功したブレリオは、冒険を支えたゼニスの精密さを讃え、賛辞を送った。
[El Primero]名作キャリバーの存続にはひとりの男の情熱があった
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現在もブランドシンボルになっているキャリバー、エル・プリメロは、1969年に世界初の自動巻き一体型クロノグラフとして誕生した。
毎時3万6000振動のハイビートを誇るものの、75年に生産中止。その価値を重んじた時計職人シャルル・ベルモが設計図やパーツを屋根裏部屋に隠した(写真)。
やがて機械式の復権とともに84年に復活を遂げ、高性能と信頼性からロレックスにも供給された。
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