▶︎すべての写真を見る 国産デニムの発祥は岡山県じゃない説に、マリリン・モンローが愛したデニムの女王。そして100万円超のBORO!? そもそもBOROとデニムの違いとは?
知って楽しいデニムにまつわるトピックを集めてみた。
ボロボロの“BORO”がなぜ数百万円で取引されるのか?
| 教えてくれたのは クオン デザイナー 石橋真一郎さん カラーなど、有名ブランドでパタンナーとして活動したのち、2016年SSシーズンよりクオンのデザイナーに就任。18年には「TOKYO FASHION AWARD」を受賞。 |
BORO=ボロは、古くは約150年前のものもある日本由来の古布だが、今世界から注目を集めている。
なぜここまで高額なのか? BOROを使ったアイテムを展開する、クオンの石橋真一郎さんに聞いた。
110万円/クオン(クオン フラグシップ ストア 03-6804-2483)
「ブレイクのきっかけは、2000年前後にパリの有名なギャラリーで開催されたBOROの展示です。
これを機にヨーロッパの富裕層たちの間で、古布の芸術的な価値が広まり、その後、ラルフ ローレンやマーク・ジェイコブスなどがコレクションピースに採用したことで、一気に価値が高まりました。
さらにBORO自体の数がないことから稀少性も高まり、高額で取引をされるようになりました。人工ではつくり得ない、経年変化による芸術的な表情が、BOROの魅力なのだと思います」。
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