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足元もセットアップとあわせて、クラークス オリジナルズのゴアテックス仕様のワラビーを履いて行きます」。



上から下まで高機能素材でまとめているかと思いきや、アクセントで古着を差し込むのが宮崎さん流だ。



「中に着ているTシャツは、1991年に亡くなったトランペット奏者、マイルス・デイヴィスの追悼Tになります。ジャズTやバンTなど、音楽系のTシャツを趣味で集めていて、フェスに着て行くことが多いですね。

最近は、アップルバムとピエール瀧さんのコラボTを買いました!」。


フェス気分を盛り上げるカセットテープが必需品



音楽系の古着Tシャツとあわせて、宮崎さんにはもうひとつのこだわりが。

「フェスに車で向かう道すがら、カセットテープで音楽を聴いてテンションを上げています。アルバム単位で収録曲を順番に聴くのが逆に新鮮ですし、車内に置ける量が限られるので選ぶ楽しみもあります」。

なんでも愛車のマツダ・ルーチェ(1988年製)のカーオーディオは、USBやBluetoothはおろか、CDすら未対応のカセットデッキしか搭載していないのだとか。それがきっかけでカセットテープの収集が新たな趣味になったと宮崎さんは話す。

ファッションだけでなく、心と耳の準備も整えてからフェスに参戦するスタイル。気分を上げるフェススタイルの模範解答といえそうだ。

YOSHIAKI HIKINUMA=写真 Riku Ogawa=取材・文 

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