▶︎すべての写真を見る カラダへの馴染み方や歴史を身に着ける高揚感から、ヴィンテージに惹かれるオーシャンズ読者はきっと多いはず。
しかし、ヴィンテージウォッチの世界は飛び込むのにも勇気が必要。
信頼できる名店で、ふたつとない一本に出会おう。
「コルリオーネ」マネージャーに教わるヴィンテージの選び方
1965年製「サブマリーナー」のRef.5513。ツヤのあるミラーダイヤルは永野さん曰く「結局ハマるとここにたどりつく」という逸品。SSケース、39.5mm径、自動巻き。455万8000円/コルリオーネ 03-3498-7878
知識が必要? 扱いが大変? 同じヴィンテージでも、洋服とは違いハードルの高さを感じる腕時計だが、どう選ぶべきか。
ヴィンテージロレックス&チューダー専門店「コルリオーネ」のショップマネージャー、永野栄司さんは「自分のスタイルに合わせたチョイス」を推奨する。
「ダイヤルや塗料の褪色、ケースの使用感などにより一本一本表情が異なるので、似合うかどうかの見極めが重要です」。
いずれにせよ、店舗で実物を見ることが不可欠だ。
また永野さんは「実用品として重宝された時代の男の道具」である点、そして「大量生産時代にはない手仕事の魅力」を強調する。
東京・原宿のキャットストリートに位置するヴィンテージロレックス&チューダーの専門店。取り扱う年代 は、ロレックスは80年代後半、チューダーは94年までとこだわりの品揃え。ヴィンテージの格好良さを追求し、資産的価値よりもスタイルでの購入を推奨する。
日本のヴィンテージ市場は状態が良く、海外の評価が高い。とはいえ慎重な扱いが求められる。ただ、「普通に使用していれば、そう壊れません。頑丈ですよ」と永野さんが加えた。
「コルリオーネ」では修理やメンテナンスはもちろん、同店購入品であれば買取も承る。心強い名店のサポートがあれば、必ずや運命の一本と出会えるはずだ。
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