それは、このエリアに路面店を出す世界的なブランドに続くことだ。
「記憶に新しいのはAppleです。iPhoneが誕生した頃、Appleは日本の通信会社を通じた販売でしか成功できないと言われていました。しかし、実際は直営の路面店を出店し、世界で最も生産性の高い空間になっています」
フェンダーは現在、楽器店での販売がメインだが、旗艦店のオープンにより直接的に消費者にアプローチすることができるようになる。ブランドのファンを増やし、さらなる成長を目指す。
旗艦店でのみ展開するフェンダー初のオリジナルアパレルブランド「F IS FOR FENDER」。音楽を愛するすべての人に向けてフェンダーの魅力を伝える役割を担う
「我々は市場のリーダーとして、自分たちの成功だけを目指すのではなく、私たちの成功体験を音楽業界全体に広げていきたい。それが重要だと考えています」
自身が初めて手にしたギターである、フェンダーのテレキャスター・シンラインが日本製だったことから、日本とは特別な縁を感じているというエドワード。彼の野心的な挑戦が、始まる。