連載「有頂天“コスパ”ホテル」とは…… 「無人島」と聞けば、冒険心からついワクワクしてしまうのが男心ってものだろう。そんな無人島を1島丸ごと貸し切れるのを知っているだろうか?
それが瀬戸内に浮かぶ「KUJIRA-JIMA」だ。
シルエットがくじらに見えることから、土地の人たちに古くから「くじら島」と呼ばれてきたこの島。今では誰も住んでいない無人島をまるっと貸し切りにできるというのだから、気分が浮き立つのは当然だ。
くじら島へは、岡山県の宇野港から専用ボートに乗って30分ほど。クルージング気分を味わいながら、島に上陸しよう。
とはいえ、無人島といえども施設は充実。
宿泊はテント、グランピング、コテージの3つが用意されていて、旅のスタイルやメンバーに合わせて選ぶことができる。
コテージは岡山デニムをベースとした男心をくすぐる内装になっている。妻や子供にとってアウトドアのハードルとなりやすい、トイレやお風呂が完備されているのもポイント。しかもアメニティもホテル並みに充実している。
さらにコテージのウッドデッキにはジャグジーまである。童心に帰って裸ではしゃいでも、無人島だから、人に見られる心配もない(妻には怒られるかもしれないが)。もちろん、水着を着て入ることもできるので、安心してください!
ビーチサイドにあるのは、ドーム型のグランピングテント。カーテンを開けると一面が海!という日本とは思えないロケーションだ。
夜にはテントにいながら星空も楽しむことができる。しかもエアコンも完備されているので、これからの季節も快適。
ちなみにテントもあらかじめ設営されているので、テントを張ったことがないという人も安心。ここでキャンプデビューをするというのもアリだろう。
無人島と聞いて、心配になるのが食事。正直、食材や飲み物を島まで運ぶとなるとかなり面倒臭いし、食べ物が足りなくなったら……と思うと、不安になるもの。
だが、ここでは事前に予約をすれば、食材の手配もしてくれる。
メニューも豊富。岡山県産にこだわったバーベキューセットや、野菜セット、好きな食材を選べるオリジナルバーガー、冬なら鍋メニューだってある。また、アウトドア気分を満喫できる燻製づくりセットもあるし、ラグジュアリーな朝食を楽しむことだってできるのだ。
飲み物もワインやシャンパン、コーヒーなどがラインアップしているというのだから、もはや心配することは何もないだろう。
ちなみに何もしたくない!という人はシェフの出張サービスまで頼むことができる。もちろん自分たちで好きな食材や飲み物を持ち込むのもOKだ。
さて、せっかく無人島に来たのだから、部屋でダラダラしているのはもったいない。
子供と一緒に島内を冒険気分で自由に散策できるのも無人島の良さ。
またオプションのアクティビティも豊富に用意されていて、SUPやバナナボートなどのマリンアクティビティから、キャンプファイヤーやテントサウナ、シアターセットまである。
ここまでくると、アウトドアでやりたいと思っていたこと全てがスタンバイされていると言っても過言ではないだろう。
島の自然も、満点の星空も、海に昇る朝日も、すべて誰にも邪魔されない自分たちだけのもの。こんなプライスレスな滞在はなかなかない。仲間や家族と島丸ごと遊び尽くしてみてはいかがだろう。
KUJIRA-JIMA住所:岡山県玉野市宇野1丁目11-1料金:1泊2日キャンプ2万7000円〜(7名利用時の1名料金)、コテージ&グランピング3万5000円〜(6名以上利用時の1名料金)※いずれも1日1組限定https://www.kujira-jima.jp