精緻な作り、タフな顔つきのクロノグラフ
好みとなるのは、ブルーだけではない。
最新「マンタ」は、クロノグラフに特化した仕様を採用している。
「Elegance, Technology」を開発コンセプトに掲げるオシアナスは、2007年、当時世界最薄となるクロノグラフ電波ソーラーウォッチとして最上位機種「マンタ」を発表。以降、ブルー表現の進化にともない、その一方で、性能アップを繰り返しながら、斯界をリードしてきた。
同時に、世界を股にかける男に向けたワールドタイム機能にも磨きをかけ、2010年からは、スマートアクセスといった使い勝手の良い独自機構や、さらにはモバイルリンク機能の搭載にも力を注いでいる。
薄型時計のなかに、技術の粋を注いできた、カシオの技術史の一翼を担うオシアナス「マンタ」だが、この新作OCW-S7000シリーズでは、原点回帰といっても過言ではない「クロノグラフ」としての機能を特化させている。
先に触れたサファイアクリスタルを使用したベゼルには、計測時間から距離を割り出せるタキメーターを表示。9時位置のインダイヤルには、クロノグラフ用の60分積算計を表示して、クロノグラフとしての使い勝手を向上。それと同時に、いわゆる「クロノグラフ」らしいビジュアルも手に入れた。
また、3つのインダイヤル外周のブルーリングによって輪郭が強調されることで、そうした「クロノグラフ」らしいタフ&スポーティなテイストが増幅している。
そう、ぱっと見「クロノグラフ」なのである。
もちろん、「マンタ」が培ってきたワールドタイム機能は健在で、これまでの歴史をしっかりと継承しているのも、従来からのファンにとってもうれしい限りだ。
3/3