日本にピッタリなコンパクトクロスオーバー
「bZスポーツクロスオーバーコンセプト」。
既にさまざまなサイズや価格帯のSUVを数多く作っているトヨタ。
さらにクラウンでは発売済みのクロスオーバーを筆頭に、セダンやワゴンまでラインナップする予定だから、まさに水の漏れる隙間がないのだが、唯一まだ大きな穴が開いていると言えるのが電気自動車分野だ。
……なんて心配は不要とばかりに、トヨタは中国の電気自動車メーカーであるBYDと2019年に共同開発契約を締結した。
昨年は両社の合弁会社BTETを中心に開発した、セダンタイプの電気自動車、「bZ3」が登場したが、今年の上海モーターショーでは2台の電気自動車のコンセプトモデルを発表した。
もちろん、こちらも合弁会社BTETを中心に開発されたモデルで、2024年には市販車が中国市場に投入される予定だ。
クラウンやプリウスでお馴染みの新しいトヨタ顔。アクティブでアイコニックなスタイルを目指したのだとか。
その内の1台が、「bZスポーツクロスオーバーコンセプト」。サイズや動力性能など詳細は不明だが、壇上の人と比べると、けっこうコンパクト。
さらに「Z世代と呼ばれる若い世代のお客様に向け」と言うから、手頃な価格=コンパクトカーになるんじゃないだろうか。
登壇者と比べると、けっこうコンパクトなサイズであると予想できる。
日本市場を見てみれば、軽自動車サイズの日産サクラが売れているように「大容量バッテリーを積んで遠くまで行けるのはいいけれど、充電に時間がかかるし、高い。それならちょい乗りできる、手頃な価格の電気自動車がいいな」というニーズはまだまだありそう。
なのでトヨタさん。このコンパクトクロスオーバー、日本にも導入してくれませんか?
3/3