モデル、俳優として活躍する水上剣星さん。オーシャンズ世代であり、プライベートでは2人の娘の父であり、オフにはキャンプや釣りを楽しむという人物だ。
そんな彼に「セイコー プロスペックス」の新しいダイバーズを試してもらった。ひと目見て「美しくてタフ。最高のバランスですね」と感心しきり。この腕時計、剣星さんの心を見事に捉えた模様である。
シックなグリーンカラーと気持ちいい装着感
「1968 メカニカルダイバーズ 現代デザイン GMT SBEJ009」SSケース、42mm径、自動巻き。200m防水。20万9000円/セイコー プロスペックス(セイコーウオッチお客様相談室 0120-061-012)
6月9日に発売された「セイコー プロスペックス」の新作ダイバーズウォッチ「1968 メカニカルダイバーズ 現代デザイン GMT」(以下「1968 現代デザイン GMT」)。結論から言えばこの腕時計は、セイコーダイバーズの歴史に新たな1ページを刻むモデルだ。
世界中のダイバーや冒険家から高い評価を得てきたタフネスと機能。その高い実用性に加えて都会的な洗練を備えた、まさに“現代デザイン”と呼ぶに相応しいプレミアムスポーツウォッチなのだ。
「グリーンの色合いが絶妙ですね。緑の文字盤の腕時計は確かにあるけれど、ここまでシックなグリーンは見たことがないです」と剣星さん。
淡いトーンのブルーの開襟シャツに、オリーブ色のチノパン。こんなオフのリラックスしたコーディネイトにも美しくマッチしてくれるのである。実際の装着感はどうだろう。
「ものすごく快適です。違和感なく手首に馴染んで、肌あたりも柔らかい。武骨なダイバーズウォッチのイメージをいい意味で裏切ってくれますね」。
この「1968 現代デザイン GMT」は、2つのタイムゾーンを表示するGMT機能を備えた新キャリバー「6R54」を搭載。GMTは、セイコーのメカニカルダイバーズとしては初の機能である。
新機能が加わると通例ムーブメントは厚くなり、おのずとケースの厚みや大きさは増すもの。しかしながらケース径は42mm、厚さは12.9mmに収めている。このサイズ感も、快適な着け心地と都会的な見た目を形作る理由だろう。
「そう、都会的なんですよ。回転ベゼルの艷やかな光沢や、ベルトのデザインも好きです。高級感があって、それでいて嫌みがないというか……ほめすぎですか(笑)」。
剣星さんのモノ選びのファーストステップは、直感だ。格好いいか否か。「1968 現代デザイン GMT」は、そのハードルを秒速でクリアしたようだ。
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