ビースティ・ボーイズがデビューアルバム『Licensed To Ill』をリリースした翌年、1987年。日本のHIPHOPシーンも産声を上げていた。そのひとつとして“伝説”となっているラップグループが「スパンクフォー(SPANK 4)」である。
メンバーは、その後“レコード番長”と異名を取る須永辰緒さん(当時はDJ DOC. HOLIDAY)、今ではファッションシーンの重要人物でもあるグラフィックデザイナーSKATE THING(スケートシング)さん、そしてクラブシーンのキーマンであったMASAMI(牧野雅己)さんだ。
彼らが当時、溢れるクリエイティビティを叩きつけていたリリックノートが奇跡的に発見され、それだけでも日本のHIPHOPシーンにおいては大ニュースだったのだが、なんと、そこに描かれていた“スケシン”さんのグラフィックをTシャツに落とし込んでしまったのだ。
【写真21点】「日本HIPHOPシーンの文化遺産」を写真でチェック 「DOPE MUTIES FROM 100 DIMENTION print SS TEE」7920円/ティークラブ
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「ROCK BEAST FROM HELL print SS TEE」7920円/ティークラブ
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創ったのは、東京とニューヨークを拠点にするクリエイティブ集団「Tea Club Scheme Team(ティークラブスキームチーム)」。記事一番上のノートに描かれたグラフィックをほぼ“まんま”フロントに乗せていて、よーく見ると右下には「スケシン」と入っている。
下に見える「スケシン1987」の文字。
メンバーの今の活躍から考えれば、本作がいかにヒストリカルな一枚なのかがわかるはず。発売は6月3日。かなり限定された店舗での取り扱いとなるが、こちらの情報を届けてくれたのは東京・狛江のカルチャーショップ「スティープグレードシャープカーブス(STEEP GRADE SHARP CURVES)」だ。
オンラインショップの更新状況を、チェケラ。