3月にワールドプレミアしたフェラーリ・ローマ・スパイダー(Ferrari Roma Spider)が、早くも日本で初公開された。
2019年に発表された2+2クーペのフェラーリ・ローマのオープンモデルとなる本作は、電動式のソフトトップを採用しているのが大きな特徴だ。
【写真31点】「フェラーリ」のソフトトップオープンカーは年中気持ちいい装備を搭載」の詳細写真をチェック 実は、ソフトトップを採用したフロントエンジン車がフェラーリのラインアップに復活するのは、1969年の365GTS4以来、54年ぶりのとのこと。そんな稀少モデルということもあって話題を集めている。
ソフトトップはわずか13.5秒で開閉し、最高60km/hで走行中にも作動する。そして極めてコンパクトに収納されるため、トランク容量が確保され、汎用性に優れたモデルとなった。
ハードトップに匹敵する静粛性に優れた専用ファブリックを使用し、アクセントのステッチを含めたカラーリングが選択できる。
そして、オープン時でも風音を和らげ快適性を担保してくれるのが、特許取得の新ウィンド・ディフレクターだ。これは、リアのベンチシートのバックレストに組み込まれており、センタートンネルのボタンひとつで作動し、車内のスペースをまったくとらずに比類ない乗員快適性を実現する。
ほかにも、18段階の調整ができるヒート付きシートも特筆すべきポイントだ。シートには、ネックウォーマーもオプションで用意されており、オープンエアを年中楽しめる仕掛けとなっている。
もちろん、快適性だけでなくフェラーリといえば、エンジン。4年連続で「インターナショナル・エンジン・オブ・ザ・イヤー」を獲得したエンジンファミリーに属するV8エンジンは、8速DCTと組み合わさることで驚くほどの素早い変速が可能となっている。
高揚するV8サウンドをBGMに、最高に贅沢なオープンエアを楽しみたい。
[問い合わせ]フェラーリ・ジャパンhttps://www.ferrari.com/ja-JP/auto/ferrari-roma-spider