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プロになるほど音楽に傾倒していたにもかかわらず、その道を断って選んだのが、経営者の道だった。

主軸サービスは、個人で活動するクリエイターが集まるアジア最大のグローバルハンドメイドマーケットプレイス「Creema」。オンラインを駆使し、クリエイターと生活者が直接作品を売買できる場を構築した。

「才能と評価が一致しないのはおかしいと思ったんです。やる気のある人が食べていける、つまりクリエイターが自分の好きなことをしながら生きていける仕組みを作りたいと思ったのが、『Creema』を創設したきっかけです。

現在はほかにも日本最大級のクラフトイベント『ハンドメイドインジャパンフェス』を開催したり、クリエイターがスキルを販売できるレッスン動画のプラットフォームなど、複合的に展開しています。今後もあらゆる局面で応援できるような、いろんなサービスをつくっていきたいです。

将来的にクリエイターの方から『クリーマがあったから、クリエイターとして生きることができた』と言ってもらえたら、これほどうれしいことはありません」。

自身の仕事の原動力について訊くと「人のためって言うとすごくきれいごとに聞こえるかもしれませんが」と前置きをしつつ。

「結局は、みんなとハッピーな人生を歩みたくてやっているだけです。すごくシンプルに、素敵な仲間と一緒に、たくさんの人にプラスの影響を与えるような仕事をしてハッピーを生み出したいです」。

終始、身ぶり手ぶりを交えながら熱弁する姿からは、並々ならぬ熱意だけでなく、人としての強さが如実に伝わってくる。そんな丸林には、理想の男性像があるという。

「今も昔も大前提として『かっこいい男』でありたいと思い続けています。生きざまや感性、センスなどもそうですが、大前提として生物として、また人間としての強さと優しさがなければならないと思っているんです。

人も会社も強くなければ、人や世界に対して優しくあり続けることができません。身も心も経済もボロボロな状態では、大切な人や会社はおろか、世界や社会に思いを向けることはできませんから。

だからはじめに生物として、人間として強くあり続けたい。そう考えながらいろんなことに取り組んでいます」。

最後に、理想とする「かっこいい男」に近づくべく、これからもさまざまな経験を積み、心身ともに強くなりたいと語りインタビューは終了。再度、日々のトレーニングの話に触れると相好を崩しながら。

「そうそう、トレーニングを始めてからというもの、筋肉量はほぼ落とさず、体脂肪率を %削りました。ここから本格的に戦うためのカラダに仕上げます。頭も冴えるし、血管も25歳に若返ったということが判明して、いいこと尽くしです(笑)」。

丸林の“かっこいい男化計画”。少なくとも強い肉体作りに関しては、早くも結果が出ているようだ。


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