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出汁古着① 「エアウォークのプルオーバージャケット」



そんな水上さんが、まずピックアップしたのは、ジップの付いたエアウォークのプルオーバージャケット。

エアウォークといえば、言わずと知れたカリフォルニア生まれの横ノリ系ブランドで、日本でも’90年代に大ブレイクを果たした。

丸みを帯びたポケットのデザインもユニーク。

丸みを帯びたポケットのデザインもユニーク。


袖を通してみると、ゆったりとしたサイズ感が今の気分にも合う。

「特に気になるのは、ステッチや裏地、刺繍やポケットの形といったディテールです。今から20年程前のストリートの洋服は、細部がとにかく凝っているんですよね」(水上さん)。

ジップを開けると、中にはロゴ入りの補強用テープが。

ジップを開けると、中にはロゴ入りの補強用テープが。


当時はアメリカ産のカジュアルウェアも、細かな部材やパーツを数多く使っているため、シンプルでも存在感のあるデザインが目立つ。

そんなウェアを一点投入するだけで、印象はガラリと変わる。まさにスタイルの“いい出汁”となるのだ。

出汁古着② 「シュイナード・イクイップメントのバックパック」

状態にもよるが、’70年代のバックパック「シュイナード・ドラゴン」の価格は、2万円前後で推移している。

状態にもよるが、’70年代のバックパック「シュイナード・ドラゴン」の価格は、2万円前後で推移している。


古き佳きアメリカのスタイルを掘り下げるうえで、アウトドアブランドは欠かせない。

「アウトドアが盛り上がっていた’70〜’80年代のアイテムは、ロゴ一つ取っても印象的。例えばバッグを持つだけでも、レトロなアクセントになると思います」(水上さん)。

’90年代には、当時のアウトドアアイテムをスタイルに取り入れるのもまたトレンドだった。



水上さんが目を奪われたのは、パタゴニアの前身として知られる「シュイナード・イクイップメント」のバックパックだ。

著名なアルピニストたちからも絶大な支持があった「シュイナード・ドラゴン」は、アイコニックなロゴが目印だ。

縦長のフォルムも新鮮で、水上さんは「キャンプのときも、スタイリッシュな相棒としても活躍してくれそう」とかなり気になる様子。


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