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2023.03.21

ファッション

’90年代HIPHOPがイメージ。俳優・水上剣星のデニム着こなしマイルール


特集「プロご指名の本命デニム」とは……


モデルで俳優の水上剣星さんもまた、デニムを愛する大人のひとり。とはいえ、その嗜好性はやや特殊かもしれない。
 
「5年くらい前からまたデニム熱が蘇ってきた」と語る彼が今、改めて手にするデニムとは。

水上剣星●1984年生まれ。東京都出身。10代の頃からモデルとして活動し、2009年にはドラマ『東京DOGS』にて俳優デビュー。2016年には自身のキッズブランド、ヒムハーを立ち上げ、さらにはアウトドアブランド、クライマーズクライマックスのブランドディレクターも担当するなど、活躍するフィールドは多岐にわたる。デニムの所有数は30本以上。

水上剣星●1984年生まれ。東京都出身。10代の頃からモデルとして活動し、2009年にドラマ『東京DOGS』にて俳優デビュー。自身のキッズブランド「ヒムハー」とアウトドアブランド「クライマーズクライマックス」も手掛ける。デニムの所有数は30本以上。


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デニムは常に隣にいる存在だった

「デニムに興味を買い始めたのは小学校の高学年くらい。最初の一本は上野で買いました。父が必ず上野でデニムを買う人だったので、ついて行って買ってもらったんですよ。リーバイスだったと思います」。

以降、順風満帆なデニムライフを送っていたという水上さんだが、一時はデニム離れも経験。そして今、再びアツいデニム熱を帯びているという。
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「これまでリーバイスをはじめ、あらゆるデニムをはいてきました。ヴィンテージデニムも持っていますしね。ただ、最近は有名なデニムブランドには手が伸びづらくなってきました。

むしろ、ステューシーのデニムみたいな方に興味があるんですよ。タカヒロミヤシタ ザソロイストも気になりますね。あえて色落ちしないように作っていたり、プリマロフトで編んでみたりとか、そういうアプローチがカッコいいなって思うんですよね」。



ストレッチ入りのデニムも含め、カッコよければ本当に何でもはく、と水上さんは言う。

「綿100%がいい、アメリカ製がいい、みたいなマイルールはもう完全になくなりました。趣味でキャンプをしますけど、やっぱりデニムも根本はワークウェアですからね。カーハートやディッキーズと同じ存在です」。

佇まいにグッときたNYブランドのデニム

水上さんは現在もリーやラングラーのデニムはもちろん、オーバーオールやカバーオールなどバリエーション豊富にデニムを所有している。そんななか、ここ最近登板回数の多いデニムがラグ & ボーンだ。



「時代によって主流となるシルエットってありますよね。今だったら太めかもしれません。ただ、僕の場合はシーンによって細身もはくんです。ラグ & ボーンは、NYに住んでいた若い頃に知り合いが働いていたのもあって知ったブランドで、これはとにかく形が気に入って買いました」。



濃淡のコントラストがくっきり浮き上がった絶妙な色落ち具合が美しいが、実は水上さん自身、そこまで色落ちに関してこだわりはないという。



「ただただ気に入ってヘビロテした結果が、この色落ちにつながっているだけというか……。育てている感覚はありません。ラフに、ナチュラルにはきこむだけで自分のライフスタイルが投影されますし、愛着も湧いてきますよね」。
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水上さんの最近のデニムスタイルを担っているモデルがもう一本ある。

 
「このリジットデニムは10年前ぐらい前に手に入れたものです。結構デカめのサイズを選んでいて、先ほどのデニムと比べると、本当に数えるほどしかはいていません。だから、まだ生っぽさが残っているんですよね」。

このデニムを好む背景には、大好きなブラックカルチャーが影響しているようだ。


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「完全に’90年代のHIPHOPからインスピレーションを得ています。2000年初頭頃まで、生のデニムを綺麗にはくっていう文化が黒人の間にはあって、そのちょっとした要素をファッションに盛り込みたいんですよ」。



「こっちはできるだけ綺麗な状態を保ちながらブーツやコートに合わせたり、ややルーズシルエットなので、太いのがはきたい気分のときにだけ手に取るようにしています」。
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