カクテルのベースとなったウイスキー「シングルトン」の実力
さて、今回のイベントですべてのカクテルのベースとなったのが、「ザ シングルトン ダフタウン12年」。
このウィスキーを手がけているのが、1896年設立のダフタウン蒸留所だ。
蒸留所のあるスコットランドのスペイサイド地域は、冷涼な気候と豊かな土壌、良質な湧水が採れることから、上質なウィスキーを作ることで知られていて、「スコッチウィスキーの聖地」とも呼ばれるほど。地域には大小50以上もの蒸溜所がある世界トップクラスのウィスキーの生産地なのだ。
そのなかでもダフタウン蒸留所は、何世代にもわたり継承されてきた伝統的な製法とクラフトマンシップによるウィスキー造りで知られている。
「ザ シングルトン ダフタウン12年」は、アメリカンオークのバーボン樽とヨーロピアンオークのシェリー樽、2つの樽を使い、じっくりと熟成。スペイサイドのウィスキーの特徴であるフルーティさに加え、香ばしいナッツのような香り、キャラメルやハチミツを思わせる甘みが特徴。
イベントではカクテルのベースとして使われたが、シルキーで親しみやすい味わいはストレートやハイボールにもぴったり。2007年の発売以来、55以上ものウィスキーアワードを受賞しているというのだから、そのウマさをお分かりいただけるだろう。
つまりバーだけで飲むのはもったいない、自宅で楽しむのにも最適なウィスキーなのだ。
3/3