芸能の仕事から離れた当初は仕事に対する不安があった。そこで「手に職を」という意識もあって選んだコーヒーの道。

千葉のサーフスポットに近いところに焙煎所を構え、コーヒーブランド「ザ・ライジングサン・コーヒー」を立ち上げて4年目。自らコーヒー豆を焙煎する一方、経営をつかさどる実業家としての顔も深みを増してきた。

会社であるからスタッフがいる。彼らの人生も背負っている。社長ですものねと振ると、「ほんと社長なんてやらずに誰かにやらしておければよかった」と笑ったが、「やーめた！ なんてことはできない」と言い切った。

「役者時代に通ずる部分ですけど、コーヒーを仕事にする際、嘘をつかないことを自分のルールにしたんです。だから味を守るために焙煎は自分でやる。

SNSも自分でずっと投稿していて。そのへんはサボらずにやってきたかな。結果としてフォロワーが増えて、ブランドの認知度を高めることができました」。