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2023.04.13

ライフ

アートとお笑いを愛する天然系の看板娘が、リノベでライフスタイルを提案していた


「弊社の看板娘」とは……

賃貸マンションの部屋は画一的になりがち。どうせ住むならリノベーションが施された個性的な物件がいい。

そんなことを考えながら向かったのは渋谷区桜丘。

桜が満開の時期でした。

桜が満開の時期でした。


【写真20点】「天然系の看板娘」の写真をチェック

渋谷駅から歩くこと数分、目指すリズムのオフィスに到着。ここは、リノベーション賃貸の「REISM(リズム)」というブランドを手掛ける企業だ。

中を覗くとーー。

看板娘、発見。

看板娘、発見。


さっそく、ご登場いただきましょう。

「よろしくお願いいたします」。

「よろしくお願いいたします」。


こちらは、マーケティング事業部の園部亜衣さん。ブランドPR、プレスリリースの作成、メディアの取材対応などを担当している。

亜衣さんは大阪で生まれ、その後東京・足立区に移り、小学生のときから千葉の海浜幕張で育った。

「私の中で地元は千葉ですね。海浜幕張は治安がいいし、地域のお祭りや餅つき大会があったりと楽しい街でした」。

住んでいたのは大きな公園の先に見えるマンション。

住んでいたのは大きな公園の近くにあるマンション。


家族は父、母、姉、そして亜衣さんの4人。小さい頃は姉の真似ばかりしている子供だったそうだ。

「お姉ちゃんが緑色のキティちゃんを持っていたら、私はピンク色のキティちゃんを買ってもらったり。雑貨や小物も同じものの色違いをねだっていました。

いまも覚えているのは、家にあるクマのぬいぐるみが主人公の絵本を姉と一緒に描いていたことですね」。

大阪時代に行った神戸ルミナリエでも姉妹はお揃いの服を着ている。

家族で行った神戸ルミナリエでも、姉妹はお揃いの服を着ている。


その後、中学のバレーボール部では得意のレシーブを専門に受けるリベロというポジションに抜擢。高時時代は地元のファーストフード店で初めてのアルバイトを経験する。

「あとは、セレクトショップのアウトレットでもアルバイトをしました。このときのメンバーとは、いまでも定期的に遊ぶほど仲よしです」。
 当時のメンバーと行った京都旅行にて。

当時のメンバーと行った京都旅行にて。


このときのアルバイトがきっかけでアパレル業界に興味を持った亜衣さんは、大学卒業後、アパレル会社に入社。さらに、中途採用でREISMに転職した。

「リズムのルームデザインは全34シリーズで、世界各国のライフスタイルをモチーフにしたシリーズ展開をしています」。

都会派のアメリカンスタイルや、アンティーク調のヨーロピアンスタイルなどさまざま。

都会派のアメリカンスタイルや、アンティーク調のヨーロピアンスタイルなどさまざま。 


一方、「Chaouen」にはモロッコの街の風景をイメージしたシリーズもある。鮮やかなブルーの壁は、職人のコテさばきが残る表情豊かな左官仕上げだ。
 
粘土を原料にした自然素材のブルー塗料を居室の壁全体に塗っている。

粘土を原料にした自然素材のブルー塗料を居室の壁全体に塗っている。


「アウトドアインフルエンサーのYURIEさんとコラボして作った山小屋風の部屋も人気です。リノベーション工事が進んで部屋の輪郭が見えてくるときがワクワクしますね」。

この部屋が山小屋のような雰囲気で無垢材に囲まれた空間に生まれ変わった。

この部屋が山小屋のような雰囲気で無垢材に囲まれた空間に生まれ変わった。


YURIEさんはキャンプや旅、アウトドアを楽しみながら、その魅力を「ソトアソビ」というライフスタイルとして発信している人だ。

自身がプロデュースした部屋で寛ぐYURIEさん。

自身がプロデュースした部屋で寛ぐYURIEさん。


「入居者とオーナーの関係も大事にしていて、『REISMサンカク』というコミュニティサイトでそれぞれの意見を発信してもらいます。その情報を私たちが吸収する。そういうことをやっている不動産会社はあまりないんじゃないでしょうか」。

オーナーと入居者が関わることは基本的にないので、これは新しい試みだ。

サイトには近況報告やイベント情報などが掲載。

サイトには近況報告やイベント情報などが掲載。


自社で運営するカフェ「REISM STAND」では懇親会も行なっている。

入居者それぞれが部屋のお気に入りスポットを紹介。

入居者それぞれが部屋のお気に入りスポットを紹介。


単なるPR業務だけでなく、SNSでの情報発信や入居者の分析なども行う亜衣さん。そんな彼女を紹介してくれたのは、先輩の熊倉理恵さん。

「お洒落でかわいいですよね。仕事ではユーザー目線でインテリアのトレンド、ライフスタイルを提案してくれます。でも、天然なところもあって、一番面白かったのは入社当時、会社に掛かってきた電話をパニクって切ってしまったこと。電話を誰かにつなぐという経験がなかったみたいで、まあ、それもかわいいんですが」。

「かわいい」を連発する熊倉さん。

「かわいい」を連発する熊倉さん。


2人のネイルもかわいかった。亜衣さんは春を意識したカラー、熊倉さんは息子さんの卒園式と入学式があるので、あまり派手にならないようにとのこと。

亜衣さんのリングもお洒落。

亜衣さんのリングもお洒落。


さて、亜衣さんの趣味は建築や美術館、アート巡り。旅行の際にはその土地にある美術館によく行くそうだ。

箱根の森にあるポーラ美術館。

京都にある京セラ美術館。


「瀬戸内国際芸術祭も姉と一緒に行きました。直島のアート巡りが楽しかったですね。『アートの島』と呼ばれているだけあって、そこらじゅうにたくさんあるアートを鑑賞できるんです」。

草間彌生の「赤かぼちゃ」の前で。

草間彌生の「赤かぼちゃ」の前で。


仕事柄、部屋での暮らし方やインテリア提案に関わっている亜衣さんだが、自身の部屋はとくにテーマは決めず、好きなものを詰め込むのがこだわりだという。

ロナン・ブルレックのドローイングも存在感があってお気に入り。

ロナン・ブルレックのドローイングも存在感があってお気に入り。


そして、じつは亜衣さん、大のお笑い好きなのだ。

「今の押しは吉本興業に所属する漫才コンビのマユリカ。先輩芸人からよくいじられていて、そのやりとりが笑えるんです。お笑いはテレビで見るより生の方がずっと面白いです 」。

お笑い好きの友人と以前に行った吉本のお笑いライブ。

お笑い好きの友人と以前に行った吉本のお笑いライブ。


さらに、一番好きな動物は猫。

実家で飼っている、ゆず、さば、パッチという3匹の保護猫をかわいがっている。

最近、散歩の楽しさに目覚め、庭で日を浴びるゆず。

最近、散歩の楽しさに目覚め、庭で日を浴びるゆず。


ありがとうございました。

では、最後に読者へのメッセージをお願いします。

社名の由来はそういうことだったんですね。

社名の由来はそういうことだったんですね。



[取材協力]
REISM
https://rent.re-ism.co.jp

石原たきび=取材・文

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