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2023.04.13

ファッション

夏前まで快適に着られるコートで気温別コーデ。プロが実践する異素材合わせのコツ


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「30mens / 30days SNAP ~春アウター着回し術~」とは……

アパレル業界に身を置きつつ、好きな飲食の仕事にも真摯に向き合う。宮本哲明さんの“混ぜ合わせ”の美学は、そのまま自身の屋号「宮本スパイス」に反映される。春の肌寒い日も暖かい日も、調子のいいアウターというスパイスで、ピリッと洒脱に。
<SNAP No.29>宮本哲明さん
宮本哲明●1983年生まれ。ユナイテッドアローズに11年勤務し、独立後に「宮本スパイス」を創業。それと並行する形で職にも興味を持ち、現在もスパイス料理の隠れ家的名店で働く。2020年に立ち上げた「ブランデッド」は、ファッション&インテリアブランドのPRほか関係者向けのショールーム、一般消費者へ解放されたショップとしても機能するユニークスペースだ。

宮本哲明●1983年生まれ。ユナイテッドアローズに約11年勤務し、独立後に「宮本スパイス」を創業。また、以前より食にも興味があり、現在もスパイス料理のレストランで働く。2020年に立ち上げた「ブランデット東京」は、ファッションのみならずさまざまな分野のPRほか関係者向けのショールーム、一般消費者へ解放されたショップとしても機能するユニークスペースだ。

【宮本’s セレクトアウター】エイクのバルマカーンコート



裾に向かうにつれていっそう強調される、たっぷりとしたシルエット。とはいえ秋冬のメインアウターのように重たくならず、あくまでライトに風になびく。毛織物の名産地「尾州」に拠点を置くファクトリーブランドの1着は、素材と作り方にこだわっている。

「軽やかなウールリネン混のサテン地を使い、しなやかで軽やかに仕上がっています。低速のションヘル織機で丁寧に織り上げるため、空気を十分に含んでいるのも特長。抗菌&消臭効果も期待できる生地なので、夏前頃まで快適に着られるんです」。

サテン地特有の光沢は美しく、ほかにはない雰囲気。これは着回しにも期待が高まる!

<15℃前後の日>“好き”をブレンドしてクセのあるワントーンに

コート/エイク、スウェット/ループウィラー、パンツ/古着、靴/スーパーエイトシューズ、メガネ/ユーズド

コート/エイク、スウェット/ループウィラー、パンツ/古着、靴/スーパーエイトシューズ、メガネ/フレンチヴィンテージ 


風が冷たい日といえど、春らしい開放感は忘れずに。宮本さんは繊細なグレーカラーのコートの下に、白いスウェットをチョイス。よく見るとフロントには、同色のメッセージプリントが施されている。

「写真家の菅原一剛さんとMOGNO6.の内田洋一朗さんとのコラボレーションで、今年の1月に青森で写真展が開かれた際に現地で購入しました。そこに同じく白のパンツを合わせて、すっきり爽やかに。このレザーパンツは友人が経営する古着ショップで見つけた最近のお気に入りです」。



白&グレーのワントーンの着こなしの中に自分が好きなアートの要素を混ぜ込み、さらには異素材の白をうまく組み合わせる。スポーティ、でもエレガント。一見ブナンに見えて、クセのある着こなし。卓越のブレンド感、恐れ入りました!


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