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教訓① 賃貸契約期間は半年か1年が基本


 
「日本と大きく違うのが、家の賃貸契約のルールです。大半の物件が半年、もしくは1年貸しになっていて、私たちも更新できないことを後から知って、退去せざるを得なかったことがあります」。

そして、もう一つ特殊なのが、賃貸中の物件が急に売りに出されるケースだ。

「家を売ることにしたから更新はできませんとオーナーから言われることもありますし、賃貸中なのに内見を求められることもあるんです。他の家族が普通に生活している家に入って内見したことも何度もあります(笑)」。

ちなみに、吉川さんは過去に何度も引っ越しを繰り返してきた“物件マニア”だそう。そんなプロ級の目を持つ吉川さんが伝えたい、ハワイでの内見時の注意点は「シロアリ」だ。

「ハワイに限らずアメリカの住宅はシロアリが発生しやすいので、不動産売買のときはインスペクターがシロアリの状況も確認します。あとは、土足で使われていた家なら、カーペットを張り替えてもらえるかも交渉するといいみたいですよ」。

教訓② 現地のリズムに合わせつつも、大事なときは早めの行動が吉



そして、時間に細かい日本人は特に、ハワイの時間のユルさを事前に理解しておいた方が良さそうだ。

「面白いのが、約束の時間に遅れるのではなく、早く来る人もたくさんいることです。

以前、カーテンの採寸に来てくれる業者が予定より1時間早く到着して、私の携帯に電話をかけてくれたことがあります。『え、まだ家にいないよ!』って伝えたら、『わかった。あとで来るよ』って。そのまま、うちの前で待っててくれていました(笑)。

友達は冷蔵庫の修理が終わるまで2週間もかかって大変そうでした。私は時間のルーズさが心地良くないので自分はしないけど、島時間にはすっかり慣れました」。


 
ハワイのリズムに慣れてきた吉川さんでも、時にはそのユルさに困ることもあるという。

「ハワイの島間のフライトは遅延がよくあります。例えば、ハワイ島からオアフ島に帰るとき、3時間以上遅延したうえに、ターミナルも変わっていて、気付いた頃にはすでに飛んでいたことがありました(笑)。あとは、フライトの2時間以上前に着いていても、保安検査が大行列で離陸に間に合わなかったり。

ハワイに限らず海外ではよくあることですが、日本のようにギリギリまで待ってくれたり、係の人が搭乗者を探してくれたりしません。日本のサービスはすごいなって思います」。


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