Q3. ボタンやリベットへのこだわりは? 1970年代のアメリカのヴィンテージデニムをイメージしています。
Q4. これまで影響を受けたデニムは? また、それはどのようにものづくりに反映されている? たくさんあるので選べません。ただ、ものづくりにおいて大切にしていることは、シンプルであること、着心地が良いこと、上質であること。そして洋服づくりのすべての工程で品質重視を貫くことです。
そして、良質な生地は私たちにひらめきをもたらします。シオタのデザインはトレンドではなく、生地にインスピレーションを得たもの。シンプルなデザインは、生地の個性を際立たせるためです。
自社工場での縫製によって、素材の良さを活かしたベーシックなコレクションを手掛けています。
Q5. 素材、原材料へのこだわりは? 自社開発によるオリジナルのコットン生地にはすべてスビンコットンを使用しています。
それはインド南部でのみ栽培され、 世界の綿の生産量においてわずか数%しか収穫できないという最高級の貴重な超長繊細綿。シルクのような光沢でカシミヤに引けを取らない滑らかな肌触りが特徴です。
シオタのすべてのデニムは経糸にムラ糸を、緯糸にはスビンコットンを使っています。
ムラ糸を使う理由は表情をオーセンティックに見せるため、スビンコットンを使う理由ははき心地を良くするためです。
「シオタ」
創業年:2019年
拠点:日本・岡山県
デザイナー兼ディレクター: 荒澤正和