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2023.03.30

ファッション

ゴツい上半身は“ルーズ&綺麗見えの白ジャケ”でカバー。渋谷の人気店オーナーのモノトーンスタイル


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「30mens / 30days SNAP 〜春アウター着回し術〜」とは……

渋谷と恵比寿で粋な隠れ家的和食居酒屋を営む酒井英彰さんは、ファッションのセンスも一流とのウワサ。その時々の旬を取り入れて、自分らしさを表現する。

料理人的な感性で紡ぐ春スタイル、とくとご覧あれ。
 
<SNAP No.15>酒井英彰さん
酒井英彰●留学先のオーストラリアで料理の道を歩み始め、帰国後はフレンチ、和食の名店で修行。2018年に渋谷「酒井商会」、2020年に恵比寿「創和堂」をオープンさせる。趣味はサーフィンで、アパレル関係にも仲間がたくさん。

酒井英彰●留学先のオーストラリアで料理の道を歩み始め、帰国後はフレンチ、和食の名店で修行。2018年に渋谷「酒井商会」、2020年に恵比寿「創和堂」をオープンさせる。趣味はサーフィンで、アパレル関係にも仲間がたくさん。

【酒井’s セレクトアウター】イートウツのジャケット


 
「ライナーを取り外せるピーコートと迷いましたが、より気に入っているこっちを選びました」と、ワークテイスト溢れるコットンジャケットを春の着回し最有力候補に選出した酒井さん。
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定番のGジャンライクな形で、色は白。その頼り甲斐は、和食における白米のように絶対的!?

「まあ、そういうことにしておきましょうか(笑)。3〜4年前にセットアップで購入したんですが、ジャケット単品でも本当によく着ていますしね。仕立てがしっかりしているのに、ゆったりした仕様で肩がリラックスできるんです」。

料理人らしく、「上半身がゴツい」と自覚する酒井さん。その体型をカバーする意味でも、このちょいルーズながらきれいなシルエットに信頼を寄せているんだとか。

<15℃前後の日>レイヤードも主張も控えめに、自然体で楽しむ

ジャケット、パンツ/ともにイートウツ、スウェット/メゾン・マルジェラ、スニーカー/ホカ、キャップ/カムズアンドゴー

ジャケット、パンツ/ともにイートウツ、スウェット/メゾン・マルジェラ、スニーカー/ホカ、キャップ/カムズアンドゴー


オーダーで仕立てたスーツを纏う日もあれば、サーフカジュアルでリラックスする日もある。酒井さんのスタイルは、実に変幻自在だ。

今回、寒い春の日のコーディネイトとして提案してくれたのは、モノトーンを軸にしたシンプルな装い。


 
ホワイトカラーのセットアップを素直に着て、インナーと小物をブラックで締める。何気ないチョイスに見えるが、服好きならではのブランドチョイスがさすが。しかも、それを声高にアピールしないアノニマスな雰囲気作りが巧みなのだ。

「気に入ったものを自然体で着こなすのが好きです。あとは、あまりレイヤードしすぎないように」。

確かに。料理も服も、むやみやたらに要素を足しすぎるとイヤミが勝ちますもんね!
2/2

<20℃前後の日>好きなロンドンカルチャーをにじませて

ジャケット/イートウツ、パンツ/サンローラン、Tシャツ/アクネ ストゥディオズ、スニーカー/ホカ、帽子/キジマ タカユキ、サングラス/アヤメ

ジャケット/イートウツ、パンツ/サンローラン、Tシャツ/アクネ ストゥディオズ、スニーカー/ホカ、帽子/キジマ タカユキ、サングラス/アヤメ


寒い日と同じくホワイト&ブラックのワントーンスタイルながら、ジャケットの前を開いてTシャツの開放感をアピール。ベレーやサングラスといった小物で、どこかヨーロッパ的カルチャーを感じさせる。

「サヴィルロウなど、ロンドンカルチャーも好きなんです。このジャケットもイギリスブランドのもので、仕立てがしっかりした感じは英国的な雰囲気があります。テイストはアメリカ的なんですが、そのギャップが面白いんですよ」。


 
ゆったりした上半身とジャストサイズのパンツも、センスフルなギャップを演出。さらにはボリューミィなスニーカーでバランスを取るところが、完全にファッション玄人のそれ。脱帽です。

沼尾翔平=写真 増山直樹=取材・文

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