▶︎すべての写真を見る 「30mens / 30days SNAP 〜春アウター着回し術〜」とは…… 年中無休でブラック&ネイビーが好き。
「だって、格好がインスタントに決まりますから。撮影時などに黒子的な役割を担うスタイリストという職業も手伝って、暗いトーンの服が自然と多くなるのかも」と語る荒木大輔さんの着こなし術は、一般的に色柄が着たくなると言われる春でもまるでブレない。
<SNAP No.6>荒木大輔さん 荒木大輔●OCEANSをはじめ、さまざまなファッション誌でスタイリングを手掛ける。映像作品や広告等では多くのミュージシャン、俳優を担当するほか、最近はテレビドラマの現場でも活躍中。
【荒木’s セレクトアウター】ザ リラクスのシェルコート
着回しのキモに選んだのは、ポリエステルとウールを混紡した薄手のコート。グレーとカーキの間のようなスモーキーなカラーリングがユニークだ。当然、ご贔屓のブラック&ネイビーの服とは相性抜群。
光沢を抑えた品のいい見た目で、多少の雨は弾いてくれるのでシーンを選ばず活躍。オーバーサイズかつサイドにスリットが入っているため、風にたなびく姿も美しい。
「雨風をある程度防いでくれるから、天気が怪しいロケの日なんかも安心。デザイン的に合わせやすいのに、ところどころ凄く気が利いてるのも気に入っている理由ですね。とにかく使い勝手がいい!」。
<15℃前後の日>黒を多用しながらも、立体的なカラーパレット
コート/ザ リラクス、インナーダウン/ザ・ノース・フェイス、ニット/キャバン、パンツ/コム デ ギャルソンシャツ、靴/パラブーツ
たっぷりとしたシルエットのアウターにワイドテーパードのイージーパンツを合わせて、リラックスしたスタイルに。
パンツには深いネイビーカラーをチョイス。全体を暗いトーンでまとめながら微妙に色を変えることで面白みにつなげる、すぐにでも真似したいテクニックだ。
しかも素材感をアイテムごとに使い分けることでのっぺりとした印象を回避。スタイルに奥行きが生まれるため、シンプルな組み合わせなのにこなれて見える。
コートの中にはインナーダウンとニットを重ねて寒い日の防寒性を重視しつつ、すっきりした首元でクリーンな印象に仕上げているのも見習いたいポイントだ。
「冷え込みのキツい夜などにはジップを閉じて着ますが、首まで閉じてもシルエットが面白い。その意味でも着回しが効くアウターだと思います」。なるほど、夜遊びのときも安心ですね!
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