▶︎すべての写真を見る 「30mens / 30days SNAP 〜春アウター着回し術〜」とは…… 一昨年にデビューしたブランド「19SO」の代表をはじめ、多くのアパレル事業で重要なポジションを担う鈴木真悟さん。
仕事も温度差もイソガしい今春、どんな服に頼っているのだろう。
<SNAP No.5>鈴木真悟さん 鈴木真悟●自身のブランド「19SO」の運営やPR、ディレクション業務を行う会社の代表取締役を務める。趣味はサーフィンとランニング。
【鈴木’s セレクトアウター】古着のザ・ノース・フェイスのベスト
「とにかく便利。気温に応じた着脱も楽だし、クルマに置いておける気軽な感じもいい」と信頼を置くフリースベストが、この春のフェイバリットアイテムだ。
もともとは「どうしてもかさばってしまうから」という理由でダウンベストを敬遠していた鈴木さん。
「たまたま見つけたザ・ノース・フェイスの’90年代の古着なんですが、フリースベストの使い勝手の良さに気付かされました。緑のようで紫のようにも見える絶妙なカラーリングで、黒のように重たくならずに季節感が出しやすいところも気に入っています」。
<15℃前後の日>フリースの起毛感が見た目にも暖かく作用
コート/アプレッセ、中に着たベスト/ザ・ノース・フェイス、パンツ/19SO、スニーカー/ヴァンズ、サングラス/アヤメ
お気に入りのフリースベストの上に薄手のコートをざっくりと羽織り、暖かくなったらいつでも上着を脱げる春スタイルに。
ロングコートの丈感に合わせて選んだ9部丈のパンツは、「19SO」の大ヒットアイテム。入荷のたびに1日で完売してしまうんだとか。
テーパードシルエットに仕立てた19SOのパンツ。
アプレッセのコートは襟の控えめなデザインも選びの基準で、インナーに着たフリースベストの襟の切り替えが引き立つよう意識しているそうだ。
「ベストの襟は立てて着ることが多いですね。このコートの素材とフリースの襟外側の質感が似ていて、バランスが良く感じるんです」と鈴木さん。
フリースの起毛感でダークトーンの装いに奥行きを生みつつ、随所で素材をリンクさせる。これぞプロの気配りだ。
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