LAのスケーターが、アフタースケートに履くスニーカーとして立ち上げたブランドが「クレイ(CLAE)」だ。
スケートカルチャーを持ちながら、レザーシューズのような上質さと、クリーンなデザインや生産背景が巧みに融合されている。それはつまり、履き心地だけでなく、今の気分にジャストフィットする。
その個性を、代表モデル「ブラッドレイ」から紐解いてみよう。
①匿名的なデザイン
禅問答のように感じるかもしれないが、クレイきってのアイコンモデル「ブラッドレイ」の個性は、アノニマスな存在感を放つという点に尽きる。ムダを削ぎ落した匿名性の高いデザインは、高品質なイタリアンレザーを手仕事で仕上げるその上質さを際立たせている。
いたずらにブランドを主張しない、タイムレスなデザイン。「ブラッドレイ エッセンシャルズ」各2万4200円/クレイ(リーガルコーポレーション 047-304-7261)
評するならば、スニーカー以上、革靴未満。大人の普段履きにちょうどいい。
2/2