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2023.03.26

ファッション

「色数は3色が基本!」プロが春コートをセンス良く着回すテクニックを伝授


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「30mens / 30days SNAP 〜春アウター着回し術〜」とは……

「奇抜なものはあまり着ませんし、色数も全身でだいたい3色ほど」というのが、中室太輔さん的装いのマイルール。

それは季節を問わず普遍で、この春もシンプルなコーディネイトを実践する。

<SNAP No.11>中室太輔さん
中室太輔●「ムロフィス」の代表として数多くのブランドをPRするのみならず、企画開発からディレクションまで幅広く活躍。休日の趣味は2匹の愛猫と遊ぶこと、食べログチェック。

中室太輔●「ムロフィス」の代表として数多くのブランドをPRするのみならず、企画開発からディレクションまで幅広く活躍。休日の趣味は2匹の愛猫と遊ぶこと、食べログチェック。

【中室’s セレクトアウター】キャプテン サンシャインのコート



「暖かくなってくると、自然とコットン製のアイテムを着る機会が増える」と話す中室さんが、今季とりわけ惹かれたのがこちらの1着。ブランドのロングセラー「ウォーカーコート」の最新作だ。

お気に入りの理由はずばり、「なんでもないところ(笑)」なんだとか。

「なんでもないと言うと語弊がありますね、すみません。とにかく、絶妙なんです。Aラインのシルエット、肩の落ち感、生地の分量、ネイビーの色味、丈感などすべてがちょうどよくて。ベースはオーソドックスなんですが、意外とほかでは見つからないデザイン。デザイナー児島さんの強いこだわりを感じます」。

<15℃前後の日>暖かくて動きやすい、ロケハン仕様のスポーツスタイル

 コート/キャプテン サンシャイン、パーカ、パンツ/ともにループウィラー、シャツ/グラフペーパー、スニーカー/ナイキ、キャップ/ニューエラ

 コート/キャプテン サンシャイン、パーカ、パンツ/ともにループウィラー、シャツ/グラフペーパー、スニーカー/ナイキ、キャップ/ニューエラ


審美眼確かな大人を満足させる、普通に見えて普通じゃないコート。だから寒い日には裏毛のスウェットセットアップにプラスするだけで、気の利いたカジュアルスタイルになる。

今回のテーマは「寒さに負けないロケハン」。なるほど、暖かそうで動きやすそう。

ただし、だらしなく見えないスウェット術には中室さんの細かな気配りが。全身の色数は宣言通り、ネイビー&グレーの2色。スウェットは上下ともルーズすぎないサイジングを意識し、レイヤードしたシャツをトップスの裾から覗かせる。



しかもブルーのストライプだから、好感度&清潔感がさらにアップ。

ちなみにオーシャンズはたびたび「ブルーストライプシャツは異性からのウケ最強説」を唱えているが、それには中室さんも「同感です(笑)」とのこと。勘違いじゃなくて良かった!



ネイビーで合わせた足元にもさりげないテクニックが。ハイカットの紐をぎゅっと縛り、ソックスにパンツの裾をイン。文字通り引き締まった表情となり、ラフな装いをクールに見せる。

「アメリカ的ジムナスティックを意識した、個人的に好きな履き方です。ワンサイズ大きいスニーカーで、紐を2回蝶々結びにするのもマイルールですね」。


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