Tシャツと並ぶ春夏の定番服といえばポロシャツだ。襟付きだからTシャツより少し大人見えするし、今季は特に各ブランドのリリースが目立ち、気分なアイテムのようだ。
ならば改めてここでポロシャツの魅力を。
時代を超えて今なお愛される世界でいちばん最初にポロシャツを開発した「ラコステ」の定番モデル “L.12.12”をクローズアップする。
「ラコステ」のポロシャツは“海男の服”でもある
ポロシャツ1万6500円/ラコステ(ラコステお客様センター 0120-37-0202)
機能的でエレガントなテニスウェアとして1933年に誕生した「ラコステ」のポロシャツは、ほかにもゴルフやスキー、最近ではスケートボードなど、多岐にわたるスポーツシーンを彩ってきた。
そして意外かも知れないが、ヨットを筆頭とするマリンスポーツを楽しむ“海男の勝負服”としても長い歴史と人気を誇る。
©️ Archives Lacoste
1970年代から、海を舞台にしたキャンペーンが展開されるようになると、その優美でダイナミックなライフスタイル像に憧れる大人たちが続出。ジェームズ・ボンドのモデルとして名高いイギリス出身の俳優、デヴィッド・ニーヴンら、有名セレブもプライベートで愛用したそうだ。
確かに、カジュアルでありながら品もあり、さらっとした鹿の子地の気持ちいい着心地は、海やリゾートで着るのに最適である。
ポロシャツの元祖・ラコステの「L.12.12」が海と深いつながりがあったと知ると、なんだかこれまで以上に親しみが湧いてくる。
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