「アヴィレックス」のジャケット
12万9800円/アヴィレックス(アヴィレックス新宿 03-5367-2013)
フライトジャケットの名品、G-1。もちろんタフなアウターなのだが、それ以上にデザインが「ロングライフ」であると明言しておきたい。
襟のムートンボアとチンストラップ。腕回りの動きをスムーズにするアクションプリーツ。ボタン留めのフラップポケット。このデザインは、実に50年以上も変わっていないのである。
また他の革ジャンならゆったりめのサイジングにアップデートするのが今どきだが、G-1に限ってはジャストサイズで着るのがおすすめ。その理由は素材にある。
丁寧になめされたゴートレザーは最初から独特の柔らかさを発揮し、カラダに馴染む。つまりジャストサイズで着てこそ、このジャケットの本当の良さを味わえるからだ。
「チューダー」の腕時計
「ブラックベイ 31 S&G」SSケース、31mm径、自動巻き。65万8900円/チューダー(日本ロレックス/チューダー 0120-929-570)
優れた機械式時計は、何十年経っても価値の変わらないアイテム。発売時よりもプレミアムがついて高額で取引されるモデルも少なくない。
でも金銭的な価値以上に、時間がつくり出す風格や味わいこそ、長く受け継がれていくモノの本当の価値ではないだろうか。
この「ブラックベイ 31 S&G」もそう。堅牢な作りと飽きのこないデザイン。装いを邪魔しない31mmというケースサイズもいい。
“いち道具”として常に腕に収まっていて、メンテナンスしながら大事に使い込まれ、いつしか美しく古びていく。そして子供へ、またその子供へと、きっと彼らのストーリーとともに受け継がれていくのである。