どちらも付属のレザーベルトを装着。右●日本限定パック「ティソ PRX オートマティック」10万3400円、左●日本限定パック「ティソ ジェントルマン オートマティック オープンハート」12万9800円/ともにティソ 03-6427-0366
「ティソ」は、1853年生まれの由緒あるスイスウォッチブランド。その伝統と革新の歴史から、ともに異なる雰囲気を醸すブルーダイヤルを備えた「PRX」と「ジェントルマン」の日本限定となるスペシャルパックが登場した。
パック内容はそれぞれブルーダイヤルのモデルに、同じくブルーレザーの替えストラップ、それらがスペシャルボックスに同梱されたお得なもの。
いずれも奥行きのある表情でコーデにも溶け込む万能時計なうえに、ストラップ交換も楽しめるという。ワクワクするこの2本を早速、深掘りする!
レトロにしてモダンな「PRX」
「ティソ PRX オートマティック」自動巻き、SSケース、径40mm。10気圧防水。レザーベルト付属の日本限定パック。10万3400円/ティソ 03-6427-0366
直線と曲線が織りなすキリッとシャープな表情から、そのクールさに引き込まれるのが、こちらのモデル。
その名は「ティソ PRX オートマティック」。
1978年に登場したオリジナルのクォーツモデル「PRX」をベースにモディファイ。2021年に復活を遂げたシリーズに加わった機械式ムーブメント搭載モデルなのだ。
以降、サイズや素材、ダイヤルカラーを変え、コレクションを拡充して、時計ファンのみならず、大きな人気を獲得している。
一因は“ラグスポ”人気にあるだろう。今時計界を席巻し、これまで時計に興味のなかった層までにも広まっているのが、いわゆるラグジュアリースポーツウォッチ=通称“ラグスポ”と呼ばれるジャンル。
時計ケースとブレスレットを留めるラグというパーツが一体化して、ブレスレットと本体をシームレスにつなぎ、あたかも一本のメタル製ブレスレットを楽しむ感覚で着けられるのが、大きな魅力。
この「PRX」コレクションも、まさにその範疇。レイトセブンティーズのレトロな雰囲気と相まって、個性的な佇まいの一本に仕上がっている。
今回の日本限定パックに選ばれた「PRX」は、深みのあるブルーダイヤルモデル。
よく見ていただきたいのはそのダイヤルの仕上げだ。機械式ムーブメントを搭載する「ティソ PRX オートマティック」にのみ与えられた、“エンボスド・チェッカード・パターンダイヤル”で、深みのあるブルーにグラフィカルなテイストが与えられている。
それが、エッジが切り立ち、かつ、サテン仕上げと鏡面仕上げを見事に組み合わせたPRXシリーズのシャープなデザインと相まって、レトロモダンにしてグラフィカルな一本に。
何気ないデイリーな休日コーデにおいても、これ一本で腕元にトレンド感さえも加えてくれるわけだ。もちろん、手軽に付け替え可能なレザーストラップを装着すれば、シックさも加わり、着用の幅は広がる一方だ。
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