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トラッドで華やかな「ジェントルマン」

「ティソ ジェントルマン オートマティック オープンハート」自動巻き、SSケース、径40㎜。10気圧防水。レザーベルト付属の日本限定パック。12万9800円/ティソ 03-6427-0366

「ティソ ジェントルマン オートマティック オープンハート」自動巻き、SSケース、径40mm。10気圧防水。レザーベルト付属の日本限定パック。12万9800円/ティソ 03-6427-0366


シンプルな3針時計のダイヤルから、内蔵する機械式ムーブメントを覗かせているのが、こちら「ティソ ジェントルマン オートマティック オープンハート」だ。

2019年に登場した「ジェントルマン」シリーズの派生モデルで、見た目にも明らかだが、ムーブメントが見える“オープンハート”仕様が特徴となっている。



スーパーベーシックな“ザ・腕時計”的なベースモデル「ジェントルマン」は、1960年代に生まれた歴史あるティソのアーカイブを踏襲し、現代に蘇った一本。シンプルを極めつつ、端正な顔立ちでトラディショナルなムードを湛えているのだ。

そこにワンポイントの華やかさを加えるのが、本作のハイライトであるオープンハート仕様。何しろ搭載するパワーマティック80は、ティソが誇る高性能ムーブメントで、巻き上げ最大時よりパワーリザーブ約80時間=3日以上!も駆動するという優れもの。



なお、「ティソ PRX オートマティック」も同ムーブメントを搭載し、トランスパレントバックから見ることは可能。だが、本作は裏からだけでなく「正面からも」見えるのがポイント!

チクタクチクタクと律儀に動く高性能マシンを着けながらにして拝める楽しみは、ファンにはたまらないもの。今この魅力を知らずとも、これをきっかけに時計沼にハマる人もあまた存在する。



こうした機械式時計の魅力のエッセンスを抽出した「ジェントルマン」に、放射状のサンレイ装飾が施されたブルーダイヤルを採用したのが、この日本限定パックに同梱される本作というわけだ。

名前のとおり、トラッドにして華やかさを漂わせつつ、チラ見えのお茶目さを備える“紳士”のような腕時計。二律背反なセクシーさは、この“青時計”の最大の魅力となる。



ブルーグリーンの服と馴染ませて、グラデーションを楽しむも良し。モノトーンに合わせて差し色するも良し。

こちらも、ブレスレットとレザーストラップで、2つの異なる表情を満喫できる。
3/3

悩める2型。ともに高性能&替えベルト付属で汎用性が抜群

右●「ティソ ジェントルマン オートマティック オープンハート」12万9800円、左●「ティソ PRX オートマティック」10万3400円/ともにティソ 03-6427-0366

ともにレザーベルト付属の日本限定パック。右●「ティソ ジェントルマン オートマティック オープンハート」12万9800円、左●「ティソ PRX オートマティック」10万3400円/ともにティソ 03-6427-0366


さて、スイス製を掲げるティソだが、時計界におけるプレゼンスはさすが長い歴史を誇るだけのことはある。

1853年創業にして、今年で170周年。そのなかでも、注目すべきなのは、革新的な時計を次々と市場に投入して、絶えず進化を重ねてきた点にある。

例えば、1930年には、早くも世界初となる耐磁性腕時計をリリース。木製ケースや石製ケースといった変わり種や、今も人気のタッチパネル式時計「Tタッチ」などを発表するなど、絶えず意欲作を投入してきている。



このように時計界でも評価されている名門が誇るのが、この2本ともに搭載されている高性能ムーブメント「パワーマティック 80」だ。駆動時間は前述のとおりだが、加えて、非磁性合金ニヴァクロン™製ひげゼンマイの使用による、伝統の耐磁性能も実現している。

これが本体のみでも10万円程度なので、実際コスパ面でも人気は高い。



また、冒頭で軽く触れた替えストラップだが、こちらは、インターチェンジャブルとして、バネ棒外しを用いずに、ワンタッチで交換が可能というもの。この交換もまたコーデとの合わせを考える楽しみになる。

ここで日本限定パックを改めて紹介すると、本体・SSブレスレット&レザーストラップが、専用ボックスに同梱されているわけで、これがアンダー15万円というわけだから、コスパの高さたるや。という話である。



「PRX」と「ジェントルマン」の日本限定パック。いずれを選んでも、あなたのウォッチライフが豊かになることは、間違いない。


[問い合わせ]
ティソ
03-6427-0366
www.tissotwatches.com

沼尾翔平=写真 与那嶺龍士=スタイリング 小林雄美=ヘアメイク 髙村将司=文

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