▶︎すべての写真を見る デニムの代名詞、「リーバイス」の501。この名品中の名品が今年、誕生から150周年を迎える。
アニバーサリーイヤーを祝うべく、リーバイスは廃盤となった501のアーカイブを復刻。ローンチを前に、改めて501の歴史と限定モデルの魅力を紐解こう。
まずは501の歴史をサクッとおさらい!
キャンバス地のパンツに銅のリベット(鋲)を取り付けたところ、耐久性が飛躍的に向上することを発明したヤコブ・デイヴィス氏。その技術を用いたウエストオーバーオールを、雑貨商のリーバイ・ストラウス氏に持ち込んだのが始まり。
1873年、彼らは共同で「衣料品のポケットの補強にリベットを使用する方法」の特許を取得。のちに“501”として知られるようになる世界初の“デニム”を発表したとされる。
以降、世相やファッショントレンドの移り変わりとともに、ディテールやシルエットをマイナーチェンジ。今や単なる日常着の枠にとどまらないファッションアイコンとして、世界中で愛されるようになった。
少々前置きが長くなったがここからが本題。この歴史的傑作(501)のアニバーサリーを祝うプロジェクトの第1弾として、ブランド黎明期から20世紀初頭にかけて誕生した5モデルを限定復刻。
再現度の高い生地やディテールから、プロダクトの変遷が見てとれる興味深いラインナップになっているので一つずつ見ていこう。
1873年モデル
「Limited-edition 1873 “XX Waist Overalls” (Levi’s® first blue jeans)」9万9000円/リーバイス® ビンテージ クロージング(リーバイ・ストラウス ジャパン 0120-099-501) ※5月中旬発売予定
まずは1873年に登場したファーストモデルの復刻版。右側のみバックポケットが付いたシンプルなデザインが特徴だ。
1890年モデル
「Limited-edition 1890 “White Oak” 501® Jeans」8万1400円/リーバイス® ビンテージ クロージング(リーバイ・ストラウス ジャパン 0120-099-501) ※4月下旬発売予定
続いてロットナンバーの「501」を初めて冠した1890年モデル。こちらはリーバイスの象徴ともいえるアーキュエイトステッチが施されているが、この頃まだポケットは片側のみに付いている。
1901年モデル
「Limited-edition 1901 “White Oak” 501® Jeans」8万1400円/リーバイス® ビンテージ クロージング(リーバイ・ストラウス ジャパン 0120-099-501) ※3月下旬発売予定
1901年にリリースされたモデルには、左側にもバックポケットが追加されている。
1922年モデル
「Limited-edition 1922 “White Oak” 501® Jeans」8万1400円/リーバイス® ビンテージ クロージング(リーバイ・ストラウス ジャパン 0120-099-501) ※2月下旬発売予定
1922年モデルではシンチバックに加え、ベルトループが取り付けられたことがわかる。
1937年モデル
「Limited-edition 1937 “Japan” 501® Jeans」8万1400円/リーバイス® ビンテージ クロージング(リーバイ・ストラウス ジャパン 0120-099-501) ※2月中旬発売予定
最後は右のバックポケットに赤タブが追加された1937年モデル。それまで当たり前のように存在していたサスペンダーボタンが取り去られているのが特徴だ。
2017年に閉鎖されたアメリカ製デニムの聖地「ホワイトオーク工場」の生地を用いているなど、素材使いにもこだわりが光る計5モデル。いずれもマニア垂涎の出来栄えだ。
ファッションやサブカルチャーの象徴になる前の501を知ることができる今回の限定モデル。誕生から150年を経ても我々を魅了し続けるこのデニムからは、今年も目が離せそうにない。
[問い合わせ]リーバイ・ストラウス ジャパン0120-099-501