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最新の一着は“カレッジカルチャー”が背景

昨今、ファッション業界では“see-now-buy-now”を取り入れるブランドが徐々に増えつつある。ファッションショーで目にしたものをすぐに購入できる仕組みのことだ。

「シロン」25万6300円/モンクレール ジャパン 0120-977-747

「シロン」25万6300円/モンクレール ジャパン 0120-977-747


「こちらは次の春夏コレクションのダウンのひとつで、12月中旬に店頭に並び始めたばかり。カレッジカルチャーをイメージソースに製作していて、それらを背景としたカラーやロゴが印象的なモデルになっています」。

モンクレールはこれまで、ロゴをデザインへ大胆に活用してきた。こちらもやはり目を引くのが通常よりひと回りもふた回りも大きく作られたフードのドローストリングスで、そこへ大胆にブランドの刺繍が施されている。




「ロゴ使いなどをみると、アウトドア出自ながらもファッションブランドであることを改めて実感します。あしらわれたロゴの書体を見れば、どこかカレッジロゴのような印象を抱きませんか?」。

ここで素材にも注目を。



「世界の主要企業を中心に、社会・環境・経済のそれぞれの観点から持続可能性を評価するランキングが毎年、信用格付けプロバイダーのS&Pグローバルより発表されています。

これは、世界中の投資家の参考基準となっている信頼度の高いもので、そのテキスタイル・アパレル・ラグジュアリーグッズ部門でモンクレールは4年連続1位を獲得しました」。



「生地にはリサイクルナイロン、リサイクルポリエステルを採用し、そのうえ軽量ながら丈夫。表地と裏地のテクスチャーが違うのも面白いと思います」。




「表面はプレーンかつマットな質感で、織り目を変えた美光沢のリブも一般的なダウンジャケットと一線を隠す要素。スポーティすぎず、やや落ち着いた印象に仕上がっています」。



機能性やサステナビリティを担保しながら、ブランドならではの高級感も漂うこの一着。

「モンクレールの中では割とゆとりのあるシルエットになっているので、インナーにニットを重ねてもごわつきは感じさせません。ファッション的に遊べる余白をたくさん残しています」。


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