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2022.12.30

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“機械遺産”認定のセイコー「ローレル」オマージュの新作時計、琺瑯ダイヤルでかなりいい!

「セイコー腕時計110 周年記念限定モデル <セイコー プレザージュ>クラフツマンシップシリーズ 琺瑯ダイヤル」、SSケース、日常生活用強化防水(5 気圧防水)、自動巻き、37.5mm径。世界限定2500本。22万円/セイコー(セイコー ウオッチお客様相談室 0120-061-012)

「セイコー腕時計110 周年記念限定モデル <セイコー プレザージュ>クラフツマンシップシリーズ 琺瑯ダイヤル」、SSケース、日常生活用強化防水(5気圧防水)、自動巻き、37.5mm径。世界限定2500本。22万円/セイコー プレサージュ(セイコーウオッチお客様相談室 0120-061-012)

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いい。いや、めちゃくちゃいい。セイコー腕時計110周年記念モデルの話である。

日本の時計作りの先駆けであるセイコーだけに、これまで幾度となく各種のアニバーサリーを迎え、そのたびに記念モデルが登場してきた。

が、2023年1月13日(金)に発売される本作は、セイコーファンだけでなく、腕時計ファン、さらに言えば、メイド・イン・ニッポンのプロダクト好きに向けても、声を大にして推奨したい意欲作といっていいだろう。

日本時計史の金字塔「ローレル」って?

話は、1世紀あまり昔に遡る。

1889年に第4回のパリ万博が開催されて以降、今に連なるさまざまな革新的な技術が生まれていた。そうした機運のなか、世界的には19世紀末に懐中時計から発展した腕時計の開発が着々と進行。

世界の潮流に遅れをとっていた日本も20世紀に入って、ようやく腕時計の開発が進んでいく。

その先頭を切ったのが、現在のセイコーである。

1913年、満を持して登場したのが、国産初の腕時計が12型腕時計、「ローレル」だ。

クロックで培ってきたムーブメントの技術や、懐中時計で見せた外装技術などを融合し、世界にも誇れるクオリティに仕上がったのだ。

のちにセイコーブランドを名乗るより11年ほど前のできごととなる。

セイコーミュージアム銀座に収蔵されている、「ローレル」は、日本の機械の歴史の生き証人として、日本機械学会より「機械遺産」に認定されている。

セイコーミュージアム銀座に収蔵されている、1913年の「ローレル」は、日本の機械産業の歴史の生き証人として、日本機械学会より「機械遺産」に認定されている。


ご存じのとおり、本作を契機に、その後日本における腕時計の発展をセイコーが牽引していく。

余談だが、1970年代初頭、機械式時計の歴史を根底から覆した“クオーツショック”を起こしたのもセイコーだ。


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