[ヒット予測①]ストーリー性のあるモデルに注目!
エア フォース 1の魅力は、誰にでも似合う究極のスタンダードであることに加え、ファッションやストリート、音楽などといったカルチャーと結びついたことで育まれた、多くのストーリーを背景に持つことが挙げられます。
ナイキがバスケットボールシューズとして生み出したエア フォース 1は、幾多のストーリーが重ねられ、「人々がエア フォース 1というカルチャーを築いた」と言えるでしょう。
そういったストーリーを備えたシリーズのひとつが、特定の地域にスポットを当てたエア フォース1です。
2001年に発売された、西インド諸島の島国をフィーチャーした「WEST INDIES(ウエスト インディーズ)」は、エア フォース 1が爆発的にデザインを進化させた、2000年代初頭を代表する1足でした。
2022年に待望の復刻を果たし、国内ではリリース数が少なかったこともあり争奪戦となりました。
日本をテーマにしたエア フォース 1は、海外メディアにおける歴代のランキングで、トリプルホワイトに次ぎ、「SAKURA UENO(桜 上野)」が第2位に選出されています。
近年では、「SBY(=SHIBUYA、渋谷)」や、2020年に宮下パークにオープンしたKITHのエクスクルーシブなどが話題となりました。
武井さんが所有する地域限定モデルの「SAKURA UENO(桜 上野)」。
こちらは、KITHのエクスクルーシブ。
40周年となる2022年には、文化の日をフィーチャーした「UENO PANDA(上野パンダ)」が登場しました。
アウトソールには、パンダやアメ横のイラストが描かれている。
日本のスニーカーカルチャー発祥の地・上野にスポットを当て、アッパーにボア素材を用いてパンダの質感を表現した、ユニークな1足です。“SAKURA”と同様、上野限定で販売するといった仕掛けがあれば、さらに盛り上がったことでしょう。
2023年もこのようなストーリー性のあるモデルに注目です。
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