当記事は「FINEPLAY」の提供記事です。元記事はこちらから。 一般社団法人日本プロサーフィン連盟(理事長:細川 哲夫、以下 JPSA)と茅ヶ崎市は、茅ヶ崎市内の環境保全活動を活性化させることを目的として、環境教育に関する連携協定を締結した。
本連携協定は、JPSAの海洋環境保全活動のプロジェクト、「ReWave(リウェイブ)」の活動をもとに、体験型環境学習プログラムをともに企画、実施していくことを中心に、茅ヶ崎市のビーチクリーンなどの環境保全活動とあわせ、環境に関する教育機会をより充実させることで、茅ヶ崎市内の環境保全活動を活性化させることを目的としている。
JPSAはこれまで40年以上の歴史あるプロサーフィンツアーを主催すると同時に、プロサーファーたちと海の環境保全にも取り組んできた。2021年には海洋環境保全活動のプロジェクト「ReWave(リウェイブ)」を立ち上げ、海洋環境保全の活動をより一層、積極的に推進している。
茅ヶ崎市は、「豊かな自然と共存し心地よい生活環境のあるまち」を総合計画の政策目標として掲げ、自然環境の保全や環境負荷の低減など環境分野において各種事業を展開している。
それらの中でも、環境問題に対する意識向上を図るため、児童などを対象とした環境学習会やごみ処理施設の施設見学会、ビーチクリーン活動などを通して、環境問題に興味を持つ「きっかけ」となるような啓発活動に取り組んでいる。
そうした両者の取り組みを活かし、「ビーチクリーンだけでは解決できない海洋問題の教育」「なかなか理解が難しい資源循環の教育」などの海洋問題の教育にまつわる課題感に対して、海と対峙してきたプロサーファーと市民が交流し、共に学んでいけるような環境教育の場を増やしていく想定だ。
第1弾のアクションとして、茅ヶ崎市立西浜小学校でゲームを楽しみながら、海洋ごみ問題を学ぶ「ReWave Workshop Program with Recycle Master」を実施予定。サザンビーチちがさき周辺でビーチクリーンも同時に行われる予定だ。
海洋ごみ問題は、リサイクルの方法や課題も多様なこともあり、教育、啓蒙活動が難しいと言われてきた。「海洋ごみ問題にまず関心をもち、自然に知りたいと思えるきっかけをつくれないだろうか」、こういったサーファーたちの会話から生まれたのが、海洋ごみ学習カードゲーム「Recycle Master(リサイクルマスター)」だ。
プラスチック、漁網などの海洋ごみをキャラクター化し、ゲームを楽しみながら、海洋ごみやリサイクルの仕組みについて知り、気づきが生まれるように設計されている。
このたび、茅ヶ崎市立西浜小学校において、このカードゲームを使い、海洋ごみ問題をJPSA在籍のプロサーファーとともに考えるワークショップ、「ReWave Workshop Program with Recycle Master」が実施される。
このワークショップでは、カードゲームの後に振り返りのワークを実施するほか、西浜小学校の近くのサザンビーチちがさき周辺でビーチクリーンを生徒も参加して行うことで、カードゲームで得た気づきや興味を実際に体験し、学習効果をより高めることを目指している。
一般社団法人日本プロサーフィン連盟 理事長 細川 哲夫JPSAは、プロサーフィン競技を通して企業や地域との信頼関係の構築、選手の競技環境や活躍の場を広げること、さらに社会に貢献することを基本理念として活動しています。
ReWave Workshop Program with Recycle Masterにより、海洋ごみ問題、環境問題の重要性を教育現場にも広めていきながら、美しい海を皆さまとともに守っていきたいと考えています。
茅ヶ崎市 市長 佐藤 光本市では、環境問題に対する意識向上を図ることを目的に環境学習会やビーチクリーンを実施し、ごみの分別の必要性を訴えるとともに、環境保全活動に努めているところです。
一般社団法人日本プロサーフィン連盟様と連携し、ともに本市の環境教育の機会を充実させていくことが、環境保全活動の活性化につながり、そして、サーフィンの舞台でもある「海」を有する本市の魅力を更に引き出していくと考えています。
連携協定の名称及び目的名称 : 環境教育に関する連携協定
目的:環境に関する教育機会の充実を図ることで、茅ヶ崎市内の環境保全活動を活性化させること。
連携内容1 体験型環境学習プログラムの企画及び実施に関すること
2 ビーチクリーンなどの環境保全活動の企画及び実施に関すること
3 その他、相互に連携が必要と認める事項
ReWaveとはReWaveとは、Reduce, Reuse, Recycle などのサステナブルな行動を象徴するRe(再び/元 に)と、Wave(波)を組み合わせた言葉であり、海を守るためのいろいろな想いが波紋のように、多方面に波及してほしいという願いが込められています。
できることから、ひとつ、ひとつ。海洋プラスチック問題を中心に、海を守るための具体的なアクションに取り組み、海の環境保全に関する賛同の輪を広げます。
1. ビーチクリーンをはじめ、身の回りのことからできる具体的アクションを実践します。
2. 海の素晴らしさ、美しい海の大切さを伝え、考えるきっかけをつくります。
3. 企業、個人、自治体の立場を問わず、誰でも楽しく参加できる活動に取り組みます。
茅ヶ崎市茅ヶ崎市は、南側に広がる海や北側に広がる里山など豊かな自然環境が身近にあり、その豊かな自然環境と人々の営みが調和しているまちです。サーフィンをはじめとしたマリンスポーツが盛んなだけでなく、早朝にはビーチクリーンが自主的に行われているなど、人々の暮らしと意識の中に海がしっかりと根付いています。
住む方々の気質はオープンで、ふとした時に交わされるやり取りの中に、人と人との温かなつながりが感じられます。そののんびりとしながらも、どこか洗練されたライフスタイルは、都心からの移住先としても、現在注目を浴びています。