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2022.12.12

ファッション

WWDJAPAN編集長のウェルネスな洋服選択術「デザイナーズブランドで社会課題に寄り沿う」

WWDJAPAN 編集長 村上 要さん●1977年、静岡県生まれ。静岡新聞の記者を経て、渡米。FIT(ニューヨーク州立ファッション工科大学)へ進み、帰国後INFASパブリケーションズに入社。同社「WWDJAPAN.com」の編集長を経て、2021年4月より現職に就任。

WWDJAPAN 編集長 村上 要さん●1977年、静岡県生まれ。静岡新聞の記者を経て、渡米。FIT(ニューヨーク州立ファッション工科大学)へ進み、帰国後INFASパブリケーションズに入社。同社「WWDJAPAN.com」の編集長を経て、2021年4月より現職に就任。

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自分が満足できて、社会が少しでも良くなる。そんな「Better & Wise」な感覚で服を選ぶことが、循環型社会への転換における現段階の最適解ではないかとオーシャンズは考える。

そこでファッション業界の第一線を走るWWDJAPAN編集長の村上 要さんに、自分なりのウェルネス選択術を伺った。

天才的なパターンで誰もが着られるを実現

11万円/オーバーコート(大丸製作所3 info@overcoatnyc.com)

11万円/オーバーコート(大丸製作所3 info@overcoatnyc.com)


オーバーコートのジャケットは、一度、皆さんに着てほしい!天才的な、肩回りのパターンワークを体感できるハズです。このジャケットは、あらゆる体型にジャストフィット!

本当に同じ一着を、男性も女性も、ガッシリした人もスリムな人も、ざっくりしたニットを着たときもシンプルなTシャツ姿のときも、楽しむことができるんです。

TPOも、着る人も問わない一品は、タイムレスで、ジェンダーレスで、シーズンレス。こういう洋服に囲まれて暮らしたり、こういう洋服をみんなが囲んで暮らしたりすることが、サステナブルな社会への近道なのでは?なんて考えています。

素材を吟味し、その特性が最も生きる構造を考えるという、洋服作りの原点を思い出させてくれるブランドでもあります。

ダウンジャケットを題材に、独創性と多様性を探究

28万2700円/7 モンクレール フラグメント ヒロシ・フジワラ(モンクレール ジャパン 0120-977-747)

28万2700円/7 モンクレール フラグメント ヒロシ・フジワラ(モンクレール ジャパン 0120-977-747)


皆さん、モンクレールが展開する多様性を追求するプロジェクト『モンクレール ジーニアス』のタグを見たことはありますか?そこには、8つの窓が開いたマンションが描かれています。

『モンクレール ジーニアス』は、マンションの8つの部屋に個性豊かな8組のデザイナーが入居し、ダウンジャケットというひとつの商品の多様性を押し広げるプロジェクトなんです。



8組のデザイナーはシーズンごとに入れ替わり、正直、今は8組では収まらないほどさまざまなデザイナーを巻き込んでいます。



多くのブランドは今なお、ひとつのブランドの頂点にひとりのデザイナーしか据えていませんが、『モンクレール ジーニアス』は発想が全然違う。

生まれる製品が多様だからこそ、さまざまな人に愛され、売れ続けているというビジネス的な側面にも注目しています。


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