③ 極地用モデルをタウンユース向けにリビルド
続いては、1977年に極地観測用に開発された「ブルックスレンジ」のデザインを継承しつつ、最新素材などの採用で現代的なスペックにリビルドされたダウンジャケットだ。
「ウィンドストッパーブルックスレンジライトパーカ」7万9200円/ザ・ノース・フェイス(ゴールドウイン カスタマーサービスセンター 0120-307-560)
デザインで特徴的なのは、ライニングの鮮やかなイエロー。これは1985年のカタログに掲載されているカラーを踏襲したもので、往年のアウトドアジャケットらしいクラシカルなルックスに、感興をそそられる。
一方で素材や機能は最新だ。
表地は防風性と透湿性に優れた「ゴアテックス インフィニアム」、中にはキャンプシエラ同様、環境に配慮したハイクオリティなリサイクルダウンを採用している。
フードは取り外して使用可能。
極地仕様という出自に違わぬディテールも見逃せない。
内側と外側のバッフル位置をずらすことでコールドスポットを低減する構造をはじめ、すっぽりと顔を覆うフードの形状や溶着仕様の丸い面ファスナーなど、オリジナルと最新のギミックを見事に両立。
温かさ、存在感ともに抜群の一着である。
4/4