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今こそ、親子でたっぷり ふれあい遊びを



保育現場では、ほかにも「マスクをすることで言葉の発達がゆっくりになるのでは?」「表情が見えないことが心配」などの声も多いのですが、マスク生活で発達に影響があるという実感はありません。保育園や幼稚園、子育てひろばなどでは大人はマスクをしていますが、家の中ではみなさん外していると思います。今はむしろ、家族とのあそびがとても大事になっています。

乳幼児期に子どもたちが保障されるべきは、「守られた環境の中で安心して生きる」こと、そして、「食べる・寝る・あそぶ」のリズムです。それらが整っていれば心も体も健康に育ちます。まず体を動かすあそびをたっぷりさせてあげることから、始めてみてください。

また、コロナ禍の今、ふれあい遊びができるのも家族だけですから、親子でたっぷりふれあい遊びをしてほしい。「子どもと何をして遊んでいいかわからない」というお母さんやお父さんも増えていますが、日本には、昔から脈々と伝えられてきた「わらべうた」があります。

そこには、人間が育つための叡智や子育ての知恵が詰まっています。子どもの発達を促す要素もたくさんあるのです。ユーチューブで「わらべうた」と検索していただければ、「うまはとしとし」や「いもむしごろごろ」など、娘と遊んでいる私の動画も出てきます。ぜひお子さんと一緒に遊んでみてください。


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