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白髪を防ぐ4つの方法とは?



――PCやスマホが影響している可能性があるということですね。となると、白髪は単純に老化のサインというわけではないということですか?


そうです。20〜30代の若白髪の人は、ストレスを排除して、正しい生活に戻すなど、きちんとケアをすれば改善されることもあります。

――同じ白髪でも黒髪に戻せるものがあるんですね。どういうことを心がければいいでしょう?

主に4つのことを意識してみてください。

① バランスの良い食生活



男性は加工食品や高脂質食を好みがちです。プロテインやエナジードリンク、サプリばかりを摂って栄養補給をしようとする人もいますが、それよりも普段の食事でバランスよく食べることを基本としてください

髪の材料となるタンパク質、細胞を活発にするために欠かせない亜鉛、血液の材料となる鉄分はもちろん大切ですが、いろいろな食材を満遍なくとるようにしましょう。

② 紫外線ケア

紫外線を浴びると活性酸素が過剰に発生して、メラノサイトの大元である色素幹細胞を攻撃するので、メラノサイト自体を生み出せなくなってしまいます。また頭皮や皮脂の酸化にもつながるので、屋外に出る際は帽子を被るなど、物理的にブロックしましょう。

また、最近は飲む日焼け止めサプリもありますので、外で行動することが多い人やアウトドアスポーツをする人は、取り入れるといいでしょう。

③ 自律神経を整える

適度な運動や、十分な睡眠、規則正しい食生活などで、自律神経を整えて、身体的なストレスを減らしましょう。昼夜逆転の生活や、夜いつまでもPCやスマホを見るのもなるべく避けましょう。

④ 正しい洗い方で血行を良くする

実はとても重要なのが髪の洗い方です。血流が悪いと白髪はもちろん薄毛の要因になりますので、シャンプー時に頭皮マッサージするのがおすすめです。正しい方法をお教えします。
 
[STEP1]予洗いをする

普通にシャワーをあてるだけだと、頭皮が濡れていない場合があります。シャワーヘッドを手に持ち、頭皮に押しつけるようにして、頭皮をしっかりと湿らせてください。

[STEP2]少量のシャンプーで頭皮を洗う

頭皮がしっかりと濡れているので、少量のシャンプーでも十分泡立ちます。適量を手に取り、軽く水でのばして泡立てたら、後頭部、側頭部、頭頂部と順に両手を押し当てて、頭部全体にシャンプーを行き渡らせます。



軽く指を立てて、両脇から指をジグザグと動かしながら、センターに向けて動かしていき、真ん中(正中線)で指を組みます。

そのまま髪を少し上の方に持ち上げたら指の間の髪を毛先へと動かして抜きます。これを後頭部から前頭部に向けて、順番に行っています。これだけで頭がポカポカし、血流が良くなるのがわかります。

シャンプーは髪を洗うのではなく、頭皮を洗うものとイメージしておきましょう。

[STEP3]しっかりとすすぐ

これができていない人はかなり多いです。シャンプーが残っていると頭皮が乾燥して、フケの元にもなります。予洗いと同じようにシャワーヘッドを手に取り、頭皮に押し当てるようにして、しっかりとすすいでください。

特に生え際や後頭部、えり足などに泡を残しがち。シャンプーの倍の時間をかけるぐらい、しっかりとすすぐのがポイントです。

[STEP4]トリートメントやコンディショナーで髪をケア

シャンプーは頭皮を洗うものと言いましたが、逆にトリートメントやコンディショナーは髪の毛をケアするもの。成分的に頭皮に良いものもありますが、基本的には髪の毛だけにつけるようにしましょう。

 [STEP5]なるべく早く乾かす

タオルドライをしたら、なるべく早くドライヤーで乾かしましょう。後頭部の方から前側に向かって、根元を乾かすイメージでドライヤーをかけます。最後に上からかけて、手櫛で整えると髪にツヤが出ます。

ヘマチン入りの「黒いシャンプー」を選ぶべし

――洗い方にもコツがあるとは初耳でした。シャンプーの選び方にもポイントはありますか?

注目の成分はヘマチンです。ヘマチンは何かと結びつこうとする性質を持っているのですが、髪の8割を占めるケラチンタンパク質はとても相性が良く、結合しやすいのです。これによって髪にハリが出て、元気な髪を目指せます

ヘマチンは黒いのも特徴。

ヘマチンは色が黒いのも特徴。


ヘアサロンの現場ではパーマやカラーの後、毛髪の状態を整えるために長年使われてきた成分なのですが、いい成分だけに高価でもあって、なかなか一般のシャンプーに配合するのが難しいものでした。ところが最近はこの成分のメリットに注目が集まり、いろいろなヘアケアに使われています。

白髪予防をしたい人には特におすすめです。


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