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2022.11.15

ファッション

シュプリームの凄さは“編集力“。アヤメのデザイナー今泉 悠さんが感じる底知れぬ実力


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「俺流!Supreme」とは……

Tシャツ、スウェット、パーカはもちろん、今トレンドのMA-1といった定番アイテムでさえ、シュプリーム(Supreme)の手にかかれば特別なアイテムに変貌してしまう。

その手腕に強い関心を寄せるのが、日本を代表するアイウェアブランド「アヤメ」のデザイナーを務める今泉 悠さんだ。いわく、シュプリームの凄さは“編集力”。さて、その心は?

今泉悠●メガネのデザイナーを志し、本場、福井県鯖江市でノウハウを習得。自身のブランド、アヤメを2010年に立ち上げる。以後、質の高いアイテムと共にファッションとの結びつきを強めながらアイウェアの可能性を発信中。

今泉 悠●メガネのデザイナーを志し、本場・福井県鯖江市でノウハウを習得。自身のブランド、アヤメを2010年に立ち上げる。以後、質の高いアイテムとともにファッションとの結びつきを強めながらアイウェアの可能性を発信中。


“編集力”に見るシュプリームの実力

「シュプリームのコレクションの中には、アクが強くて面白いものがいろいろあります。それは、単純に『個性派』と線引きできないほどいい感じに編集されていますよね。だからこそカッコいいなって思うんです。

僕も、8年ほど前にショットとコラボレーションしたレザー製のMA-1を購入したことがありました。MA-1といえばメンズカジュアルのド定番アウターですけど、すごく惹かれるものがありましたね」。

ナイロン生地が主流の軍ジャケットが、オールレザー製ともなれば佇まいにおけるインパクトが違う。



「MA-1は着たいけど、そのまま着たのではコスプレ感も出かねない。やはりちょっとした変化や今っぽさも欲しいですよね。そう考えると何を選べばいいんだろう……と悩んでいたタイミングでの出合いでした。“定番だけど普通じゃない”。まさにシュプリームの真骨頂ともいえるアイテムだったと思います」。

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