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10. タグが八角形のワケ



タグの八角形の形にもれっきとしたデザインソースがある。それが、ミラノのドゥオモ広場の北側にあり、ショッピングアーケードとしても有名なガレリア。

「こちらを上から見ると中央部が八角形になっているんです。ロゴの形はそこに由来しています」。

創業の地への誇りが詰まっているのだ。

11. 八角形のイエロータグ“以外のロゴ”もあった!



イエロータグはあまりにも有名だが、ほかにも異なるロゴデザインが複数存在することを知っている人は少ないはず。しかも、一部は今でも使われているというのだ。

「筆記体のロゴは、創業者のサインを忠実に再現したもの。

上下赤と黒の2トーンを背景にしたデザインはブリキ製の看板に採用され、今も飾られていますね。三角形のロゴは創業者が営んでいたショップに飾ってあったもので、初期に使われていたロゴですね。

その企業名の下に書かれている“DEPOSITATA”とは、この商品の品質を保証します、というイタリア版JISマークみたいなものです」。

12. ヴィブラムソールにも寿命はある



半永久的に使えるのでは、と思えてしまうほどに屈強なヴィブラム社のソール。とはいえ、やはり寿命はあるようで……。

「目安はラグのエッジが丸くなってきたらでしょうか。あとはかかとの減りも参考になりますね」。

靴全体のことをケアするなら同じものを連続して履かない、濡れたらきちんと乾かすといったメンテナンスも“延命”に関わってくるので、その辺りにも配慮しながら付き合っていきたい。


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