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16. アスリートのサポートもやっています



多くのスポーツメーカーと同様に、ヴィブラム社も積極的にアスリートをサポートしている。

「始めたのはトレイルランニングがブームになった2013年頃。そのときはメガグリップというコンパウンド(グリップを特徴づける素材の配合)を使ったソールを提供していました」。

現在は総勢50名ものアスリートの足元を支えてる。それを可能にしているのも、ヴィブラムソールの高いクオリティと信頼があるからなのだ。

17. ヴィブラムソール最新事情



現在はさまざまな提案を通してあらゆるシューズの可能性を示しているヴィブラム社。

「タカヒロミヤシタザソロイスト.」と「スイコック」のコラボのベースとなったファイブフィンガーズもそのひとつ。

足袋のようなフォルムが印象的だが、イタリア企画だというから驚きだ。



さらにこちらは、“三次元のソール”というコンセプトで製作したもの。

そして、“どうやったら小さくできるか”をとことん追求したアイテムがこちら。参考にしたのは、日本人には馴染み深い折り方だ。





「折り紙などの日本の文化や技術を参考にしました。ただ、これらはあくまでもヴィブラムソールの可能性を知ってもらうためのツール。こういうゴムの使い方もあるということを示しながら、みなさんのクリエイティビティを刺激したいんです」。

あくまで“支える”のが私たちの役目と眞田さん。その言葉からもヴィブラム社躍進のワケが透けて見える。



アウトソールの大元となる、独自の配合により作られたコンパウンドは100種類以上もあり、常に新しいものを開発し続けている。それは、周囲の期待に応えるべく、日々研究に時間と労力を費やしてきた結果である。

ヴィブラム社の信頼は、そんなたゆまぬ努力があってこそ。彼らの真摯な姿勢に、改めて、敬礼!

佐藤 裕=写真 菊地 亮=取材・文

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