OCEANS

SHARE

2022.11.04

ファッション

親子で共有するリーバイス®︎「501®」の楽しみ方。デニムがつなぐ父と息子のいい関係



かつて13歳でスケートを始め、15歳でプロとなったYOPPIこと江川芳文さん。その息子である之雲(ゆくも)さんは、今まさに13歳にしてスケート歴は10年を数える。

ふたりの共通点のひとつは、リーバイス®︎をはいてスケートをすること。そんな親子に、デニムとの付き合い方について聞いてみた。

自分の体に馴染んでいくのがデニムの醍醐味

1990年代、“裏原宿”と呼ばれたトレンドの震源地で、「へクティク」という伝説のアパレル店を作り上げたYOPPIさん。

当時、海外のスケートボードのスタイルと、それを取り巻くカルチャーをいち早く日本に持ち込んで、発信していた重要人物のひとりでもある。

江川芳文(えがわよしふみ)●1972年、東京生まれ。スケートを始めたのは13歳。1994年、原宿にオープンさせたショップ「へクティク」は、裏原ムーブメントの代表格のひとつとして国内外で高い支持を得た。2012年に家族をテーマにしたブランド「オンブレ・ニーニョ」を立ち上げ、デザイナーに就任。

江川芳文(えがわよしふみ)●1972年、東京生まれ。スケートを始めたのは13歳。1994年、原宿にオープンさせたショップ「へクティク」は、裏原ムーブメントの代表格のひとつとして国内外で高い支持を得た。2012年に家族をテーマにしたブランド「オンブレ・ニーニョ」を立ち上げ、デザイナーに就任。


――当時からスケートをするときは、デニムをはくことが多かったのですか?

YOPPI そうですね。501®をよくはいていましたが、当時は太いシルエットが流行っていたので、ウエストは、だいたい38〜40インチ。シューレースをベルト代わりにして、サイズ調整していました(笑)。

YOPPIさんがはいているのは、通称“大戦モデル”と呼ばれる1944年に発売されたリーバイス® 501®XXの復刻モデル。デニム3万5200円/リーバイス®︎ ビンテージ クロージング(リーバイ・ストラウス ジャパン 0120-099-501)

YOPPIさんがはいているのは、通称“大戦モデル”と呼ばれる1944年に発売されたリーバイス® 501®XXの復刻モデル。デニム3万5200円/リーバイス®︎ ビンテージ クロージング(リーバイ・ストラウス ジャパン 0120-099-501)


――之雲さんもリーバイス®︎ばかりはいているそうですね。

之雲 僕は、スケートのときもそれ以外も、今はリーバイス®しかはかないです。

1944年製の復刻版501®XXは、ペイント式のアーキュエイトステッチも忠実に再現されている。

1944年製の復刻版501®XXは、ペイント式のアーキュエイトステッチも忠実に再現されている。


――それは何か理由があるのですか?

之雲 やっぱりデニムのオリジンですし、パキパキの(糊が付いた硬い)状態から、少しずつ体に馴染んでいく過程が楽しいからです。1日スケートをしたら、ちょっと色や表情が変わる気がします(笑)。

江川之雲(えがわゆくも)●2008年生まれ。3歳から駒沢公園でスケートを始める。ダンスやBMXもこなす身体能力の高さは親譲り。最新のヒップホップから70sロックまで、好きな音楽の幅も広い。

江川之雲(えがわゆくも)●2008年生まれ。3歳から駒沢公園でスケートを始める。ダンスやBMXもこなす身体能力の高さは親譲り。最新のヒップホップから70sロックまで、好きな音楽の幅も広い。


――スケートをするならストレッチデニムが良さそうですが?

之雲 ストレッチだと、体に馴染む楽しさが薄れるので、絶対にはきません(笑)。

YOPPI 自分もそうですね。そもそも太めをはくので、ストレッチを選ぶ必要がないんです。ノンストレッチで体に馴染んだシルエットがいちばん好きですね。

之雲さん着用の501®XXは、1955年発売の復刻版。デニム3万5200円/リーバイス®︎ ビンテージ クロージング(リーバイ・ストラウス ジャパン 0120-099-501)

之雲さん着用の501®XXは、1955年発売の復刻版。デニム3万5200円/リーバイス®︎ ビンテージ クロージング(リーバイ・ストラウス ジャパン 0120-099-501)


――なるほど。そのポリシーは、父から子に受け継がれているんですね。

YOPPI いや、自分は息子に何もアドバイスはしていません。スケートにしても、ここ(駒沢公園)で、ほかのスケーターを見て学んでいった感じなので。
2/3

次の記事を読み込んでいます。